彼の仕事だけでなくコンビを組む、
内野氏の仕事にも触れ、
ゼロからオリジナリティー溢れたものをつくり、
それが世間から高い評価を得る理由が垣間見える。
確かに、同じ作家の文体が同じであるように、
彼の作るものも同じ臭いがする。
それに関してワンパターンだと評する人もあるだろうが、
同じ臭いをさせつつも、
広告の切り口を一つひとつ変化させて、
大多数の好印象を得るのは難しい。
その難しい仕事を着々とかつ飄々とやっている、
彼の仕事から得るものは沢山ある。
社会に埋もれた、もしくは人間が元々持っている「法則」を発見し、それに習って数々の広告を生み出した人です。
「アート的、センス的」な感覚の持ち主というより、
「数学的」な感覚でものごとを考える。
それを一般の人にも理解しやすいように、
噛み砕いてとても親切にやさしく可愛く表現してくれます。
本の中には自分が仕事をする上でも応用がきく
ヒントもごろごろしています。
多分この本を読んだら、自分の考え方が少し変わるんじゃないかな、
と思います。
オススメです!