難病を患い失明していく男性と、それを見守る女性を描いた切ないラブストーリーを彩るのは、ときに情熱的な、ときにストイックなピアノ、透明感ある管、そしてさわやかな風のような弦の音色。豊かなメロディにシンプルなアレンジが施されており、涼しげな印象を残す。森山直太朗が担当した主題歌、挿入歌のインストゥルメンタル・ヴァージョンも美しい。(安川正吾)