「ほいくえんに いくのは いいけれど/かあさんが かえっちゃ いやだよー」。「あーん あーん」と泣くぼくにつられて、友だちも「みんな そろって あーん あん」。涙がどんどんたまって海みたいになったら、「あらあら さかなに なっちゃった」。でも、大丈夫。先生からの電話で、バケツと網を持ったお母さんがやってきて「ぼくを たすけて くれるでしょ」。
「泣いたらお魚になっちゃうよ」とちょっぴりおどかした後の、「でもお母さんは必ず助けに行くから安心して」というやさしくて力強いメッセージが、お母さんと離れる不安でいっぱいの子どもの心にしっかりと届く。
絵は、さまざまな紙の模様や色、質感を生かした貼り絵で構成。7人の子どもたちが変身した色とりどりの魚の貼り絵を見ながら、元の服装を手がかりにどの子どもがどの魚になったのか言い当てるのも楽しい。
「あーんあんの絵本」シリーズには、ほかに『ふうせんねこ』、『ルルちゃんのくつした』、『きれいなはこ』がある。(門倉紫麻)
イヤイヤ期のお子さんに…
★★★★★
1〜2歳の子にぴったりの絵本です。毎日のように「あ〜んあん」と泣いているイヤイヤ期の子の共感を呼ぶ、名作だと思います。
10ヶ月にはウケがよくない。
★★★★☆
1歳過ぎると保育園の予定なので、買ってみました。
(内容の舞台が保育園なので)けど、食いつきわるいです。内容にはこの月齢の子が興味持つような言葉「ぶいーん」「ぎゅーん」とかいう言葉な全くありませんしね(えーんえーーん のみ)。内容がわかるような年齢になると興味を持つのでしょう。他の絵本もそんな感じでなので、未来には活躍するだろう、と期待を込めて4星です。
息子のお気に入りです
★★★★★
1歳になる頃から寝る前の1冊として読み始め、今では息子の大のお気に入りに。
絵もかわいらしく、文章も短くてわかりやすいのがポイントなのかもしれません。
2歳になった今では文章を覚えてしまい、つたないながらも自分で声を出して読んでいます。
「あらあら、おさかなになっちゃった」のシーンが大好きでそこばかり読んではおさかなを食べるマネをして喜んでいます。
思わずせなけいこさんのシリーズをたくさん買い揃えましたがやっぱりこの本が一番好きなようです。
リアルで子どもが喜び、オチまである
★★★★★
せなけいこの人気シリーズの中でも本書と「いやだいやだ」は出色。
このどんどん泣く子が増えていくシーンは保育園では本当に日常の風景で、凄みのある描写力だと思う。
あまりにリアルで、おもわず「あるある」と突っ込みを入れたくなる。
で、最後の魚になっちゃってママが出動、というところ、ここでは大人が「おっ」と思わされるオチになっている。
朝は保育園で泣いているうちの子どもも、家でこれを読むと他人事で笑っているのがまた、楽しい。
かならず母、助けに参る!のエンディングが素晴らしい
★★★★★
保育園に小さい頃から通う子供に読ませてあげるのにとても良い本。ラウラ先生、エリザベッタ先生、ルアンナ先生(娘の担任の先生の名)からママが「プロント!(もしもしの意)」と電話を受けたら、何があっても母さん、必ず、青いバケツと大きなアミを持って、コリコリ (走って、走っての意のイタリア語)して、はる(娘の名)を助けにくるでしょうのエンディングに母、娘、深く納得し、安心して寝床に入る事ができる良書。
昔、子供に買いました。今回孫に買いまし…
★★★★★
昔、子供に買いました。今回孫に買いました。いい絵本です。