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まんげつのよるに (あらしのよるにシリーズ)

価格: ¥1,080
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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力強い物語です! ★★★★★
4歳と5歳の息子たちといっしょに、「あらしのよるに」の1作目から順に読み進めてきました。
その最終章にあたる本で、最高のクライマックスです。
「あらしのよるに」・・・このことばで、すべてがよみがえる場面で、
読み手の私の声が震えてしまいました。
大人も一緒に感動できる、力強い物語です。
友情 ★★★★★
「あらしのよるに」シリーズ全7巻の完結編。前巻で狼の群れに追われ、吹雪の中、二匹は離れ離れに。やっと二匹が目指した森に一匹辿り着いたメイは、森でただ一匹の羊。周りに溶け込むことなく、ひたすらガブと会えることを願って時は過ぎて行く。やがてガブの耳にも『おいしそうな羊』のいる森の事が・・・。そう、ガブはメイの事を覚えていなかった!? 捕らえられ、まさに食べられようとするその時 ! メイが言った事は? ガブの記憶は? 二匹の友情は? アニメ映画も公開され、大人まで巻き込んだ人気の絵本。友情は種を超える!? 面白いですよ(^^ 
けっきょくはこういう終わり方なのですね ★★☆☆☆
全6巻で終了ではなかったのだ、ということでこの第七巻を購入してみました。
想像はしていましたが、やっぱりな、という感じでした。
ガブが死んだかもしれないというその後でも結局メイは何にも変わってはいませんでした。
「私はかわいそうで力のない他者に庇護されなくてはならない存在」という立場で一貫しています。
メイのためにガブはあれだけ苦労したのに、メイと来たら「ガブのために今私が出来ることを精一杯やってあげよう」という他者への協力の姿勢がまるでないのです。罪の意識で元気がなくなったのではなく「ガブのいないさびしさ」のために元気がなくなっていただけのとんでもないエゴイストのナルシストなのです。こんなメイのために「人生」を棒に振ってメイと共に生きる道を選んだガブが哀れです。メイといる限りはガブにはヨブのような受難が待っているだけであるのに対してメイはいつまでも「穢れなき聖なる存在」でいるのでしょう。
うーん… ★★☆☆☆
本作は全シリーズ通しての<ハッピーエンド>になるわけですが、読んでいるうちに、そして読み終わった後持った感想は「どこかの純愛ストーリーみたい…」でした。
確かに大団円というのは素晴らしいですが、「ふぶきのあした」「しろいやみのはてに」の作品の意味・そこに込めた作者の想いが薄らいでしまった気がします。
これは前作「ふぶきのあした」の終わり方を どうしても受け入れられない方のみにオススメします。
それ以外の方は「これ、ただのウケ狙いじゃ…?」とゲンナリする可能性が高いです。
カーテンコール的な作品ですね ★★★☆☆
最終巻にしては、なんか中途半端だなあ…
読み終えてから、そんな感想がすぐにわき上がってきました。

もちろんシリーズを無理に終わらせる必要なんてありません。
ただ前作で一度は完結編と謡っており、中身もそれだけの気合いが
感じられただけに、この作品が出たことついては複雑な気持ちです。

前作「ふぶきのあした」で納得された方は、正直言って読む必要はないです。
逆に、前作にやるせなさを感じていた方は、本作で救われることでしょう。

ここでシリーズが描いてきたテーマを思い返してみると、

『食う者と食われる者のあいだで友情は成立するか』
『友情のためには、世間の常識やタブーを破れるか』
『互いの命が危険な中、どこまで友を信用できるか』

といったように、どんどん深化し続けてきました。
この流れからみると、避けて通れないのが

『相手がこの世にいなくなっても、友情は続くのか』

というテーマだったと個人的に思うのですが、
ウマく避けられた気がします。