翻訳も素晴らしい
★★★★★
最近のあまりにも単純過ぎる日本語しか遣っていない絵本よりも、むしろ古臭いともいえる言い回しが絵本の世界に深みを与えていると思います。「いっかな」「いばらのかき」「仙女」「あえない最後」などは幼い子供達に対してより不思議なお話の雰囲気を伝えるでしょう。安っぽい口語ばかりが絵本の良さじゃないと思います。絵と文語が素晴らしい世界を作り出していると思います。マンガ的な分かりやすい口語絵本を求める方にはあわないだけかな。我が家の子供達はこの本の文章が大好きで五歳の子は読み聞かせ一週間ですっかり暗誦するくらいのめり込んでいます。私もこの訳者の美しい文章が好きです。
翻訳が酷いよ・・・。
★★★☆☆
大人でもわからない文章だ…。
何を基準に漢字とひらがなを使いわけているのだろう。ひらがなを多用するならば、必ず前後の文章を意識しなければならないし、変な言い回しをすると、ひらがなの文章は相手に伝わりにくくなってしまう。例えば「ひしとよりかたまって」をどこで区切って読めばいいのか、わかりにくい。最初のページの「いっから授からずに」の意味が私にもわかりません。なぜ「仙女」という変な単語を使うのか。「ある年よりから…」と書かれているが、これは「ある年…」と読んでしまう(本当は「あるお年寄り」という意味でした。)。「このいばらのかきの話…」とあるが、「かき?」と言われた。「もうしました。」では「もう、しました。」になってしまうので、普通に「言いました」と書けば良いのに…。「いっかな」は古い言葉なので書き変えたらどうだろう、と思いました。他にもたくさんありますが、さすがに全部は書きません。ともかく変な文章が多い。
あともう一点、お姫様が15歳になった時、お姫様とその家族全員が呪いの事を忘れていた、という重要な部分が無視されていました。
つまり、翻訳にケチをつければ大量に出て来ます。ですから★3つにしました。
大人も楽しめる絵本
★★★★★
エロールルカインの絵が好きで、彼の絵本を何冊か持っていますが、これは色とりどりの美しい絵が沢山で大人をも魅了する絵本だと思います。良く目を凝らしてみると、細かい所まで丁寧にお話が描かれていて楽しいです。そしてドレスやカーテンの地模様なども美しく、とにかく見ていて幸せな気持ちになる本です。何度も見返してみたくなるような絵本だと思います。
魅入ってしまう美しさ
★★★★★
とにかく挿絵が素晴らしく素敵です。ル・カインの絵が好きで、彼の絵本を何冊か持っていますが、どれもため息が出る程です。
『いばら姫』=『眠れる森の美女』です。Disney版しか知らない方に、是非、見ていただきたい作品です。
お子様に読んであげるにせよ、自分用にせよ、毎日開きたくなる絵本だと思います。
エロール・ル・カインが大好き♪
★★★★★
エロール・ル・カインの作品は全部好きだけど、その中でも私が一番好きなのはやっぱり『いばら姫』かな・・・。
特に王子様がいばらにおおわれたお城の扉の前に立つ場面が一番好き。
他のページと違って全体が緑色で美しく統一され、野バラが咲き乱れた様子を、それはもう繊細なタッチで描いています。
カインの絵は、すごく繊細なのに、構図が大胆で動きがあるので、迫力を感じます。
この宝石のような絵本をぜひ手にとって見て下さい。
ママと一緒に
★★★★★
挿絵がすばらしく綺麗な絵本で、お姫様の大好きな女の子には喜んでもらえると思います。小学校にもって行き、先生にも素敵な絵本だと言っていただいたそうです。かながふってあるので1年でも読めます。
七賢文庫
★★★★☆
ある国に可愛らしいお姫様が生まれます。誕生の祝宴に呼ばれなかった仙女の呪いで、15歳になったときに「つむ」で永遠の眠りに着くことを宣言された姫。国中の「つむ」を焼き払ったものの、呪いどおり眠りに着いた姫は‥。
誰もが知っている「いばらひめ」の絵本。ディズニー版とは違い、原作では仙女の数は13人です。文章のページにある枠取りの絵も、内容に合っていて素敵です。(カニの絵や、眠っている城の人々などなど)
ディズニー映画の「眠れる森の美女」しか知らない人には、是非読んで欲しい絵本です。
A butcher shop
★★★★★
ディズニーアニメにもなった、誰もがよく知っているグリム童話「眠れる森の美女」が原作のロマンチックなお話です。
エロール・ル・カインの、幻想的な絵が、絵本の扉を開く者を夢の様な魔法の世界へと誘ってくれます。
金魚とイグアナ
★★★★★
画像が出なくて残念!!グリムの絵本童話ではダントツでオススメ!なのですが・・・。横長の形式で、見開きの片側にメインとなる絵、もう一方にお話が載っていて、語りの部分にも美しい装飾が施されているので、目を楽しませてくれます。誰もが知ってるグリムだから、情操教育にもぴったり!(笑)
椿庵
★★★★★
小さい頃は、緻密な絵が恐怖をそそりました。が、今見るとかなり美しくてル・カインのファンになりました。芸術作品です。
はーさん堂
★★★★★
いちばんのオススメはこの本。(なぜ、表紙がでないのか…) 緻密に描き込まれた衣装、装飾的な背景など、中世世界を、流麗かつミステリアスに表現した、非常に美しい挿絵です。 初めてこの本を手にして以来、自分はル・カインの虜になりました(笑) まさに魔術師?