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まほうつかいのむすめ

価格: ¥1,575
カテゴリ: 大型本
ブランド: ほるぷ出版
Amazon.co.jpで確認
『むすめ』に対する『まほうつかい』のキモチ ★★★★★
ル・カインさんの挿絵は見事です。が、それはストーリーがあってこそだと思いました。
ル・カインさんの挿絵目当てに購入しましたが、読み終えてからこの物語の本質にまた魅了されました。
バーバーさんは登場人物の、言葉の端々にまで心配りをしているのがわかります。
ですから読み終わってもなお、『まほうつかい』の深層心理についてあれこれと考えてしまいます。
素敵過ぎる。 ★★★★★
ル・カインの作品は全部欲しかったので、どれにしようかと迷い、これにしたのですが・・さすが「イメージの魔術師」と呼ばれるル・カイン。とっても美しくて、文も素敵だし、文句なしでした。最後に書いてあった、「東洋と西洋の間に咲いた花」に納得しました。買ってよかったと思う事まちがいなしです。
東洋の美と西洋の美を織り合わせたような絵の魔法 ★★★★★
オリエンタルのエキゾティックな美しさというのでしょうか。
エロール・ル・カインの絵の美しさに、うわあと見とれてしまう絵本です。
東洋と西洋の絵画の様式を織り合わせた絵を描いたエロール・ル・カイン。
ネットの幻想美術館というサイトで、この絵本が一押しと紹介されていた
のを見て、手にとってみました。

お話は、こんな風に始まっていきます。

魔法使いとふたりきりで暮らす美しい娘。彼女は、どうしても自分の本当の
名前を思い出すことができません。いつしか外の世界に憧れるようになった
娘は、自分の本当の名前を知ること、自分の母親と会うこと、このふたつを
求めて、魔法の宮殿から出てみることにしました。

アントニア・バーバーが、ベトナムから迎えた養女のために書いたお話に、

エロール・ル・カインは、なんて見事な絵を描いたことでしょう。万華鏡の
中を覗き込むような、そんな気持ちでエロール・ル・カインの絵を見ていき
ました。
黒髪を長く垂らしたお姫さまは、まるで平安時代の物語の中から抜け出して
きた女性のようです。
艶やかな絵の色彩、見事というしかありません。

紋様が紡ぎ出すエキゾティックな不思議さ、うっとりさせられてしまいます。

エロール・ル・カインの絵をもっと見てみたい気持ちに誘われました。
邦訳されていない絵本からの抜粋を含む画集『イメージの魔術師
エロール・ル・カイン』を、そのうちに見てみたい気持ちでいっぱい。
エロール・ル・カインの絵の魔法に、どうやらすっかり魅惑されてしまった

みたいです。

とびっきり美しい絵が描かれた絵本はないかいなあとお探しの方に、
それではこれをぜひ!とおすすめしたくなった一冊。
『まほうつかいのむすめ』、素晴らしいですよ。

ル・カインの絵本の中では一押し ★★★★★
この絵本を読んでから、ル・カインの描く東洋の美が忘れられません。もしまだご存命であったなら、ぜひ、日本のお話を絵本にしていただきたかったと思いました。「かぐや姫」などを描いてくださったら、さぞかし美しい姫として描かれただろうと思います。物語の方は、ロマンチックな恋の物語ではありませんが、ドラマチックで考えさせられます。第一印象では少し大人っぽいような気がしますが、母や生まれ故郷を求めるというストーリーは、子供も大人も共感できると思います。
異邦人の夢 ★★★★★
シンガポールで生まれ東洋で少年期を過ごした英国人、ル・カインならではの、東洋と西洋をミックスさせた一風不思議な美しいイラストです。母親、あるいは故郷を探す主人公は、生まれた土地から放れて暮らすル・カイン自身と繋がります。ル・カインはこの作品によって、東洋と西洋という二つの故郷を結びつけました。主人公と挿し絵画家、ふたりの異邦人の紡ぎだす夢の物語です。