この挿絵はちょっと
★★★★☆
説明不要の名作だと思います。
女の子だけでなく、男の子だって楽しめるだろうし、その普遍的なテーマから大人も学び取ることが多いはず。
ただ、挿絵はどうなんだろう、と思う。
アンがあまりに不器量なところには少し哀しくなった(アンに限らず、登場人物が大抵不細工に見える。味といえば味わいのある銅版画なんだろうが、ちょっと私には・・・)。
あと、若いころから伸ばしっぱなしのはずなのに、マシューのアゴがツルツルなのは、少々げんなりした。
完訳と断らなくても、、、
★★★★★
孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。
カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。
少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。
あしながおじさん、少女バレアナ(ポリアンナ)、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。
その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。
ps.
原文はWEBにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。
翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。
文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。
親の成長
★★★★★
孤児のアンが、マシューとマリラとともに成長するどたばた喜劇。
カナダの自然の風景、個性ある登場人物、心温まる物語。
少女が、自立心を持って、生きていこうという積極的な姿勢が心強い。
あしながおじさん、少女バレアナ(ポリアンナ)、小公女などとともに、少女文学の最高傑作だと思われます。
その中で、子供の成長に伴って、親も成長していくことが分かるお話です。
ps.
原文はWEBにあがっています。ダウンロードして英語で読むことができます。
また、講談社から文庫でも英文が出ています。
ただし、赤毛のアンの1冊目の後半は、絶版になっているので、復刊ドットCOMで再販を要請中です。
翻訳の善し悪しは、読み比べたことがないのでわかりません。
文化の変換は、時代によって違う可能性があるので、ある期間が過ぎたら翻訳し直すことも意味があると思われます。
原文の朗読も、WEBにあがっています。
URLは、講談社の赤毛のアンの原文の文庫のReviewに書いておきました。
原文を見ながら朗読をipodで聞いています。
私の原点
★★★★★
アンは私の人生に大きな影響を与えてくれました。
本当にすばらしい小説です。
本の中にちりばめられた美しい言葉は色あせることがありません。
ストーリーもさることながら、素敵なフレーズもたくさん出てきます。
小説の舞台となったプリンスエドワード島は実在の島で、小説に出てくる
アヴォンリーという名前の村はないものの、アヴォンリーのモデルになった村は実在します。
写真がたくさん載ったアンの関連書籍も多数あるので、写真を参考にしながら読むと、
小説で描かれた風景がよくわかると思います。
また、ミーガン・フォローズ主演の映画3本(「赤毛のアン」「アンの青春」
「アンの結婚」)がDVDで出ているので、そちらもオススメです。
「赤毛のアン」では四季折々の美しい風景が素晴らしいですよ。
ただ、小説とは話が違う部分があり、特に映画版の「アンの青春」「アンの結婚」は
原作とはかなりかけ離れているので、その点だけ付け加えておきます。
私は村岡花子さんの訳で読みました。
今回、掛川恭子さんの訳が素晴らしいとのレビューがいくつかあったので、
村岡花子さん訳のファンである私も読んでみたいと思いました。
村岡花子さんの訳は今の言葉使いよりも古いですが、赤毛のアンシリーズは
19世紀から20世紀初頭くらい(だったと思う)が物語の舞台となった時代なので、
私は村岡さんの訳でもしっくりきました。
色んな方の訳を読み比べるのも楽しいかもしれないですね。
マリラも優しい人だった。
★★★★★
彼女を知らない人はいないだろうというぐらい、あまりにも有名な人物ですね。
けれど、子どもの頃にアニメや絵本は見ていても、
改めて本を読んでいない人も割といるのでは?
私がそうでした。
古い訳語が好きでないというのもあったので。
でも、完訳版というのを見つけたので、読んでみたら、ハマりました!
とぎれとぎれに記憶している場面が、記憶どおりだったり全然ちがったり。
子どもの頃、ロッテンマイヤさんの次にいじわるだと思っていたマリラが、
実はとってもアンを愛していたのがわかって感動したり。