■構成
見開き左ページに例題、英文解釈の技術が載っています。
見開き右ページに文構造が解説してあり、下部に全文訳と語句が載っています。
演習問題も例題同様に70題あり、CDも付いています。

■メリット
例題→解説→演習問題→解説という流れで、70項目の英文解釈の技術が定着すると思います!
また、1項目が見開きで完結するので、わかりやすいです。
英文法を英文解釈にどう活かすかが身に付いていくと思います。

■デメリット
入門で、著者も「高校1年生でも無理なく学べる」と述べていますが、
高校入学直後の1年生には、(単語のレベルや英文の抽象度などの観点から)少々つらい例題もありました。
高1後半から高2夏休みで仕上げるとよいと思います。

■使い方
私は大学4年生で塾講師をやっているのですが、現在、本書を高2、高3生の授業に使用しています。
まず、例題の文法事項、文構造が取りにくい箇所のヒントなどを解説します。
次に、宿題で和訳してもらい、授業で解説します。

■まとめ
本書は、入門ですが、『英文法の運用力』が付くので、おすすめです(^^)/
基礎英文解釈の技術100のつなぎにもなりますし、二冊完成させれば、かなりの力になると思います。

偏差値が50前後もしくはそれより低い、英語が苦手な人向けの本。英文法を使って、じっくり英文を読む練習ができる問題集で、苦手な人用の問題集としては最高ランクの良書だと思います。例文70と演習をすべてやりきれば、基礎は固まります。ただし、得意な人にはまどろっこしいかも。

旺文社の「大学受験のための英文熟考」をやったほうがいいと思いました。

３〜４行の英文が70＋70題。左ページには一般的な文法事項が、右ページには単語解説と英文の構造分解、全文訳がある。
CDにはスロースピードとやや遅めのナチュラルスピードで本文が、やや遅めのナチュラルスピードで演習がはいっており、リスニングの練習にもなるだろう。著者の言うとおり高校１年生が対象だろう。英語が苦手でない人は基礎英文解釈の技術100からでよいのではないか。むりやり読解のテーマを70も与えられてもインパクトは薄くなるし、正直言って左ページの文法事項はまどろっこしくていらいらした。悪い本ではないと思うが、無印・基礎に次ぐ３匹目のドジョウはいたのだろうか。

子供に頼ま購入、良かったようです。