「おさじさん」っていう言葉の懐かしい響きがいいです。そして、この本に出てくるおさじさんは、まるでヒーローのようなのです!たかがスプーンなのに。松谷さんは、日常の平凡な一こまを切り取ってストーリーに仕立てる天才ですね。お子さんに向けて語ったお話が元になっているそうですが、お子さんへの愛情を深く感じます。読み聞かせる私も、とっても楽しめます。全く同じ内容の紙芝居もあり、こちらもオススメ。