とてもためになる本
★★★★★
初級の文法を一通り終えた人に最適な本です。教科書のようでなくて手軽に読めましたし、おそらく日本人の学習者にとってわかりづらいと思われるところがコンパクトにまとめられていて、とてもためになりました。ひととおり読みましたが、もう一度読み直すつもりです。できれば3格の用法についてもう少し詳しい説明があればなお良かったと思います。
読んでいて楽しい
★★★★☆
文法書というよりは、読み物です。
とっても楽しく読めました。
「どうしてこうなるのか」といったことが書いてあり、解剖学より生理学が得意だった私向きです。
ただ、見開き2ページで1項なので、若干言葉足らずなところがあり、物足りなさも感じました。
ドイツ語そのものを習得するというより、理屈を知りたい方にはお勧めです。
三回読む価値があります。
★★★★★
初級テキストによくある、通り一遍等の文法説明では物足りない方に「強力に」お勧めします。もちろん、初級文法を終了していることが前提です。例文が少ないとの的外れな批判をしている方がいるようですが、おそらく最初のほうの発音説明の部分しか読んでいないのではないでしょうか。私は本書を三回読む予定です。
噛み砕いた説明がとても良い!!
★★★★★
一通り文法をやったけど、形を覚えただけ。
「なんでこうなるんだろう」を抜かして「この場合はこうなる」と。
この本、一見すると、中に色が使われているわけでもなく
挿絵があるわけでもないので、「うわっ字だけだ」「難しそう」「疲れそう」
などの第一印象を持つかもしれませんが(私は持ちました・・・笑)
語り口がとても丁寧で優しくわかりやすい!!
タイトル通り中級以上を対象としているので、入門書では扱っていない、
もしくはさわり程度しか触れていないところに突っ込んでいますが
重いイメージを持たれがちなドイツ語を細かく砕いてくれているのですーっと入ってきます。
「だからこうなんだぁ」「なるほど〜」と一人でつぶやきながら読んでました。
文法書として手引きのように使えるし、読み物としても読めます。
手元に置いておきたい一冊だと思います。
こういう風に考えれば語学は上達するんだなと理解できる良書
★★★★★
ドイツ語文法は、普通の文法書を読んでもなかなか分かりにくい。これは私の問題かもしれないが、そもそも3格、4格といった分類方法自体の取っつきにくさや分離動詞、再帰動詞といった(私にとっては)不可解な日本語で結構、混乱していたところもあると思う。とはいえ、ドイツの現地で語学学校に通うと、これはもう「習うより馴れろ」といったアプローチで、それはそれで効率的ではない(3格、4格といった用語を使わないのは助かるが)。そういうどっちつかずの状態にあった私にとって、本書はもう目から鱗が落ちるようにドイツ語の一見、複雑そうにみえる仕組みを明解にほぐしてくれ、しかも大変分かりやすく解説してくれた。こういう風に言語を理解していけば、語学は上達するんだな、ということが理解できる良書で、この本を読んだことでドイツ語の取っつきにくさはなくなった。私の頭そしてドイツ語のレベルでは一読して、すんなりと頭に入らなかった事項も多くあったが、繰り返し読むことで、理解することはできると思う。これは著書の問題ではなく、単に私の頭の問題である。ドイツ語の学習と並行して、たまに読み直すといった使い方をするといいのではないだろうか。特に、前置詞の解説と格の説明が優れている。