毎日きちんとだしとって、丁寧に煮付けたりするのは大変でも、たまにはこういうご飯を作ろうという気持ちになる本でした。私が挑戦したのは煮豆とお惣菜系のおかず。甘味にみりんを使わないで砂糖だけ、というのがちょっと気になりましたが、できはなかなかでした。
時々読んで、気持ちがぴりっとするのもまたいい本です。
いささか気の遠くなるような作業の数々が究極の家庭料理を生み出す基になることを知らされます。
生半可な気分でチャレンジすることは出来ません。精神的にも肉体的にも余裕のある日に1日がかりで取組む価値のある料理ばかりです。
今迄チャレンジしたのは「厚焼き卵」だけ(すみません)、卵10個・芝海老500グラムも使うので、大御馳走になってしまいました。
いつの日か他のレシピにもチャレンジをと思いますが。
また、使われている器も一見の価値のあるものばかり、すべて著者の私物だそうで、道具への造詣の深さが伺えます。