料理の方法は文字で簡単に解説してあるのみ、なので、ある程度の家庭料理を作れる人ならさっさと作れると思います。
写真解説を必要とされる方にはちょっと敷居が高いかも知れません。
メニューは「カジュアルな料理」「おしゃれな料理」「冒険的料理」とわけてあり、献立をたてる際のヒントになります。
エスカルゴ・ブルギニョンを日本風にアレンジした「はまぐりのブルゴーニュ」風などメインの食材は日本で手に入る食材を利用したものが多いので安心です。入手しやすいものでできる料理もたくさん載っています。
しかし、一部のメニューは、調味料などに輸入食材に強いお店やネットショッピングなどでないと入手しにくいものがあったりします。ハーブもいろんな種類を自家栽培していればともかく、といった印象はあります。
しかし、パトリス自身は文中で「文字どおり私のやり方に従う必要は無い。いろいろやってみてどんどん自分流に変えてみればいいと思う」と仰ってます。
それぞれの料理に、合うワインや音楽も載っていて、参考になります。
そして、写真がとても綺麗な本です。
また、一部の料理しかチャレンジしてませんが、美味しいですよ。
前菜・メイン・デザートと1品ずつ作ればおうちでコースが出来るし、特別な日やお洒落なおもてなしの1品としても使えます。
料理に合う音楽もかけて、雰囲気まで本格的で、おうちがレストランにかわりました。
著者の本の中では、「幸福レシピ」の次に好きな本です。