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言葉のアヴァンギャルド―ダダと未来派の20世紀 (講談社現代新書)

価格: ¥899
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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だぁ!だぁ!だぁ!(爆) ★★★★☆
内容は、はじめこそ単なる読み物レベルかと思ったけれど、中身もしっかり詰まってかなりのもの。優しい語り口でとてもわかりやすい。文学論に興味がある人ばかりでなく、思想や評論はもちろん広告なんかやってる人にもかなり面白く思って貰えるんじゃないでしょか。(でもフロイトぐらいはある程度知ってないと面白くないと思う。)「時間と空間は死んだ」なんてくだりやディオニソス、動物化と絡めて考えても想像力を掻き立てられてギザ面白ス。
ただ、プレミア分払ってまで読む必要はないんでないデスカね?資料的価値がそこまであるとは思えないし。ねぇバカボンのパパ?
「反対の賛成なのだ!!」
「切断の意識」は切断されずに ★★★★☆
言語の問題からか、未来派、ダダ、シュルレアリスムの詩は視覚芸術ほどには、日本で未だ紹介されていない。が、これらの芸術運動の特質は、詩の方にこそ端的に表されているかもしれない。

詩に興味がなくても、近代芸術の背景に興味がある人にはかなり楽しめるはず。未来派、ダダ、シュルレアリスム……何が革新的であり、何が限界であったのか。アヴァンギャルドの意味が垣間見えてくる。

ダダってなんだ? ★★★★☆
記号内容と記号表現の切断。20世紀的なものとして、「切断の意識」から、アバンギャルドを読み解きます。

ソシュールの言語論の概要からはじまり、未来派の説明が1/3弱、、ダダの説明が1/2程度です。未来派については、マリネッティの行動や著作物(未来派宣言など)で、何をどう考え、どう表現したかの説明です。ダダについては、ツァラを中心に、ダダの起こりから終焉までの歴史、その考え方、著作(宣言を中心に詩など)、活動が紹介されています。

初心者にも、何を問題として、どうしたか、が分かりやすいように、書いてありました。文章全体に、力があって良い本だとおもいました。

言葉に興味がある人は、ぜひどうぞ。