有名な「7つの習慣」にも同じようなことが書いてありました(パクリ?いや、まあ定説なのかな?)が、このような姿勢であれば確かに交渉でNoとは言われないことでしょう。
どちらかというと欧米人よりも日本人の方がこういうアプローチは得意なのではないでしょうか。早速実践、ですね。
書いてある内容はもっともなことであり、十分ためになる内容ですが、その内容であればいろいろなところで取り上げられているように思います。そういった交渉ではなく、何かしら相手をやり込めたり、プラスアルファを勝ち取ったりするための「術」を知りたいと思って選んだ本だったのです。それを知ることは、私にとって反面教師として参考になるだろうと思っていました。
米国のアカデミックの最高峰の一つと思われる「ハーバード」でこういう方法を教えていることと、最近の米国のさまざまな交渉事(イラクや北朝鮮)の現実にギャップを感!じますね。
ハーバード流とか言われると、完膚なきまでに論理で叩きのめすのかと勝手に思っていたが、そうではない。ハード型でもソフト(妥協)型でもない、お互いがハッピーになることを基本スタンスとし、(正しい意味での)和の精神とも相通じる。
あっさり一読出来てしまうため、何がポイントなのか、分かりにくいところもあるが、繰り返し読むことで体得すべきであろう。
(おそらく誰もが経験したことがあるシーンが数多く出てくる。)
尚、買った後で気付いたのだが、割安な文庫本が出ていた。