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リーダーシップ論―いま何をすべきか (ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス経営論集)

価格: ¥2,592
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
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人との対話の重要性 ★★★★★
コッターは他の著書の中で、多くの企業が変革に失敗するのは、「効果的な行動を動機づけるフィーリング(感情)」に焦点を当てたクリエイティブな手法を取り入れずに、「情報収集、分析、報告書の作成、プレゼンテーション」にあまりにも執着しすぎているため、と指摘していましたが、この本では、人との対話の重要視したリーダシップ論を精緻に展開しています、リーダーシップとマネジメントの違いを分かりやすく説明してくれており、またリーダーシップの最大の発揮しどころとなる組織変革についても触れられています。会社組織のリーダーやマネージャーだけではなく、社会という集団で生活している人すべてにヒントを提供してくれる良書です。
リーダーシップへの誤解を解く ★★★★☆
【ひと言紹介】
リーダーシップとマネジメントの違いを分かりやすく説明してくれている。またリーダーシップの最大の発揮しどころとなる組織変革についても触れている。
【つまみ食い】
・リーダーシップとマネジメントはまったく別物である。リーダーシップは神秘のベールに包まれているわけでも、怪しげなものでもない。次のような見方はいずれも真理を突いたものではない。 
 〜カリスマ性など特殊な資質をもっていないとリーダーになれない。 
 〜リーダーシップは一部のエリートのみに許される聖域である。 
 〜リーダーシップはマネジメントに勝るもの、またマネジメントの代わりになりうるもの。
・各役割はマネジメントは複雑さに対処し、リーダーシップは変革を推し進めること。
・今日米企業ではマネジメント過剰とリーダーシップ不足に陥っている。リーダーシップが育つ土壌づくり、リーダーシップを尊ぶ価値観の醸成が重要。
・リーダーシップのみが突出してマネジメントが手薄になってしまうことは、逆の場合と同様に困ったこと、あるいはいっそう手に負えないこと。優れたリーダーシップ力とともにマネジメント力を併せ持ち、これらを上手くバランスさせることに真価がかかる。
【所感・解釈】
・多くの人が、マネジメントを学習して修得しやすいもので、リーダーシップを学習できない類のものだ、ととらえている。結果マネジャーになっても、リーダーシップは自分の職分ではないと諦観してしまう人が多数なのではなかろうか。その一方で、マネジャーに昇格したとたんリーダーたろうと無手勝流にリーダーシップを前面に出し空回りする人も多いのではないか。
・リーダーシップへのこうした無思考で非学習的態度はどこからくるのか?人は子供の頃から身近なリーダーの存在を見て成長する。子供リーダーは自然に当然のようにリーダーシップをとっている。この原体験が、リーダーシップは生まれながらに備わった資質だ、と間違った学習をしてしまうのではないだろうか。
マネジメントとリーダーシップの違い、マネジャーとリーダーの違い等見るべき個所あり ★★☆☆☆
 筆者のコッターは、最近引退したが、ハーバード・ビジネス・スクールで1984年34歳という最年少で教授になったリーダーシップ論・ジェネラルマネジメント論の大家である。

 ジェネラルマネジャーとは、企業組織の中で、広範囲な機能を有し・プロフィットセンターの責任者であり・直接コントロールすることは不可能でシステムとして責任を持つ人である。この人を9社から69人を選定し、その優れた資質の共通点を探った。その結果は、野心的な人・楽観的な人・勘のさえている人・親しみやすい人という4点で個人の性格に関係することのみであった。すなわち、このような性格は根が深く、容易に変わることのないもので、「生まれ育ちが全て」と言っているに等しい。筆者は、そんな考え方を持つ人物である。「コッターの主張=社長の資質は生まれが全て」(すなわち、後でどれだけ勉強しても・仕事をこなしても無駄、社長になれない)と覚えればよい。

 なお、この本自体は、序章が書き下ろしである以外は、すべて「ハーバード・ビジネス・レビュー」に掲載された論文のコレクションであり、第1章・第4章・第5章がリーダーシップ論について、第2章・第3章・第6章はマネジャー論について述べられている。

 マネジメントとリーダーシップの違い、マネジャーとリーダーの違いはどこかなど見るべき個所はいくつかはある。ただし、個人的にはその主張はあまり好きでない。
リーダシップを発揮できるマネージャーはどれだけいるのか? ★★★★☆
 同僚がMBAをとるにあたって教科書として使用していたものを譲り受けました。若干経年劣化しているか、と思いきやアカデミックなアプローチでリーダーシップの普遍的な在り様を示しているので、これからリーダーシップを学ぼうとしている学生、社会人に適した書籍と思われます。私は実際の業務や、企業における変革についての具体例から入り、学術的なまとめとして読み進めました。

それぞれの章は関連しているものの個別の論文として捕らえられます。その中で第1章 リーダーとマネージャーの違い はとかく同一視されがちな両者の相違点を明確に分類しており興味深く読むことができました。両者はともに1.課題の特定、2.課題達成を可能にする人的ネットワークも構築、3.実際に課題を達成させる、と言う点で共通していますが、その方法論はリーダーが「人心の統合」や「動機づけ」によりゴールを目指すのに対し、マネージャーは「組織編成と人員配置」や「コントロールと問題解決」の手法を用いる点で異なっています。コッターは、今後企業は真のリーダーシップを発揮できるマネージャー育成に投資していく必要があると論じています。

 第4章 変革のプロセス その八段階 も秀逸でした。私はこの本を読む前にルー・ガースナーが卓越したリーダーシップを発揮して、瀕死のIBMを復活させた著書(巨象も踊る)を読んだのですが、ガースナーの手法はまさにこの八段階を実行した事により変革を成功させています。本書は具体的な事例があまり提示されていないので、抽象的な概念が具体的に示されている点で大変参考になると思います。
出世する時読む本 ★★★☆☆
Andrew S. Grove のOnly the Paranoid Surviveを先に読んだせいで、机上の論理に感じられたが、自分の立場が上がった時に読み返す必要がある内容でした。自分の読んだ本の順から魅力が薄れ、評価が下がりました。