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ジョン・コッターの企業変革ノート

価格: ¥1,405
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日経BP社
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変革は、見て・感じて・変化するプロセス ★★★★★
本書は企業変革を上手に取り入れた企業や非営利団体を世界中からピックアップし、変革のステップごとに実例として数ページのに渡って紹介している。変革の8つのステップに数個の実例が掲載されているため、全体では約30個の実例である。

著者ジョン・コッター氏の変革プロセスの基本コンセプトは、見て・感じて・変化する、ということである。事例を分析した表やグラフの分析では人は動かない。実際に見て、感じることが変化へと繋がる。そして、その変化が変革として持続されると新たな企業文化として定着する。分析してあるべき文化を示しても、おそらく誰一人変わらないだろう。

それに、この実例には非常に大胆でユニークな物が多い。ここだけ読むのも面白い。購買プロセスが非効率的であるのを見せるために全工場で購入している手袋をすべて集めて全種類を役員室に積み上げる、従来のやり方を曲げない品質管理責任者を顧客の従業員として送り込む、顧客が製品の使いにくさを指摘する様子をビデオに撮影して工場で見せる等、ここまでするかと思うものもある。

しかし、人間は感情で動く生き物だ。感情で納得させるために見せる・感じさせるということが重要なのだとわかった。
企業変革、という難しいテーマに一石を投じた良書 ★★★★★
本書は、MBAの授業の一環で原書で読まされたが、企業変革という難しいテーマに対して、具体的な8つのプロセスを通じて対応できることを主張している、なかなか珍しい本である。人は、考えることにより変化していくこと以上に、見て感じることにより変化していく、という原則をベースに、たとえば、お客様が不満を語っているビデオなどを流すことにより問題を感じ切迫感をつくり、その問題を解決できる特別チームを編成し、問題解決のためのVisionと戦略を構築し、関連メンバー全員にそれをコミュニケートした上で、短期的にそのVision及び戦略が正しいことを感じてもらうための成果、成功を導き、さらにより大きな成功を導き、最終的には関連メンバー全員に成功を感じてもらい、その成功を導いたやり方を、スタンダードにすることで、変革は完了する、とのべている。著者の一人、コーエン氏と会話をする機会があったが、何を変革するか、草の根レベルでいうと、一人一人の行動パターンの変革を促進し、監視していくことが大事だそうだ。
現場主義「see-feel-change」を説き、彼の「変革の8段階説」を唱えた本 ★★★★★
 コッターとの出会いは、企業人松下幸之助を書いた『限りなき魂の成長・・・』以来である。この本は米国の主要な企業を大規模に徹底調査した結果の産物である。彼は、フィーリングに焦点を当てた手法を提唱している。日本流に言えば、「来て、見て、買って」とのCMがあったが、このような行動的な経営手法に似た「see-feel-change」による企業変革を訴えている。
 失敗した経営者の記者会見で「欠けていた」と反省している内容は、実はこのような「現場主義の欠落」かもしれない。逆に、現場を走り回っている経営者の企業は転換も早くピンチを抜け出してしている。企業経営者にとっては「see-feel-change」は家訓に近い存在である。
自己変革したい人にも ★★★★★
自分の周り、もちろん自分に変革をもたらすためのヒントが事例付きで書かれています。何かを「変えたい」と思っている人におすすめです。
『企業変革力』で、変革が8段階によって行うことができると著者コッター氏は説いています。その続編である本書では、実際の変革に成功した事例を交えて、変革のための8段階を説明しています。その事例は、だらだらとした物語になっておらず、要点だけをピックアップしています。
「企業変革」という文字で、取っ付き難く思うかもしれませんが、十分「個人」や「テーム」「プロジェクト」「部署」の変革につなげることや、気づきになるポイントが多いと思います。自分の組織に充てハメテ考えると面白いと思います。
また、自分の周りに展開し、変革に成功した暁には、あなたの『企業変革ノート』を作って、展開してみては?どうでしょうか!?<2005/1/2>
日本企業のターンアラウンドはまだまだこれから ★★★★☆
MBAの組織管理論でのリーディングで使用。企業変革の成功例は実は少なく、日産は日本の中では例外と知る。アメリカでもIBMの様な例は実は少ない。それは、この本に描かれるステップごとに大きな障害が潜んでいるから。経営再建は、ひとつづつのステップを間違えない緻密な作業であり、プラス「強み」を創造的に伸ばす、という120点を目指す困難な作業だと覚悟を迫られる。
日本人では三枝匡の「V字回復の経営」に同様の8ステップが提示されており、こちらの方が「戦略シナリオ策定」、「実務への落し込みの重要性」がステップ化されておりより実践的。日本企業の変革には三枝匡の方が実践マニュアルとして、お勧めであるが、本書の価値を何らおとしめる訳ではないだろう。