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インファナル・アフェア [DVD]

価格: ¥4,104
カテゴリ: DVD
ブランド: ポニーキャニオン
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長寿は無間地獄最大の苦しみなり ★★★★★
ハリウッドでリメイクされた"DEPARTED"のオリジナルで、2002年の香港映画。実は、映画館で見た"DEPARTED"の予告編が面白そうだったので、"DEPARTED"を見る前にオリジナルも見ておこうと思って、DVDを借りて見たのが最初だった。まさかそれが自分の人生観を変えることになろうとは。

マフィアのボス、サムがこれから警察に潜入する部下に向かって語りかける「昔から、無数の兵の死の上に将軍は立つ、という。しかし、この世の中、自分の生死は自分で決めるべきだ。自分の道は自分で選べ」という言葉が伏線になっています。

潜入捜査官として選ばれたヤン(トニー・レオン)が警察学校を退学になるシーンで、「違反すれば彼のように退学処分だ!ああなりたいか?」と教官に尋ねられて、警察に潜入したマフィアのラウ(アンディ・ラウ)は密かに「なりたい」と答える。その意味がずっとわからなかったのだが、今日、何度目かにこの映画を見て理解できた。ラウはこれから先のマフィアのスパイとして警察で過ごす日々の苦しさから逃れたくて、できることなら退学になりたいと思ったのだろうと思う。

中国語のタイトルは「無間道」といい、仏教でいう無間地獄を表す。無間地獄とは、地獄の中でも最も厳しいものであり、しかも寿命がないので、いつまでも地獄の苦しみを味合わなければならない。ラウは善人として生きたいと思い、ボスのサムを自ら射殺するが、所詮許されるはずもなく、ヤンに追い詰められる。その場は、同じくマフィアから潜入していた刑事に助けられるが、その刑事も射殺して、自分だけが生き残る。

それからが、ラウの無間地獄なのである。自分の過去を知るものの出現に常に脅えながら生きなければならない。最後に、警察学校の退学のシーンがもう一度出てくるが、ここでは、主役の二人が成長した姿になっている。この場合の「ああなりたい」はラウの善人になりたかったという痛切な悔恨の念を表しているんだと思う。「無間地獄に死はない。長寿は無間地獄最大の苦しみなり」という文句で映画は終わる。

Infernal AffairsとDEPARTEDの違いは、仏教とキリスト教の世界観の違いを反映している。どちらが優れているというわけではなく、自分は仏教の世界観に親近感を覚える。
サスペンス性抜群!見るほうにも緊張感を与えてくれます ★★★★☆
 1991年、ストリート育ちの青年ラウは香港マフィアに入ってすぐ、その優秀さに目を付けたボスによって警察学校に送り込まれる。一方、警察学校で優秀な成績を収めていた青年ヤンは突然退学となる。彼は、警視に能力を見込まれマフィアへの潜入を命じられたのだった。やがて2人の青年は、偽りの身分の中で着実に実績を積みそれぞれの組織で重要なポストを与えられていく。そしておよそ10年後、警察はヤンから大きな麻薬取引の情報を受け取る。しかし警察の包囲網はラウによってマフィア側に筒抜けとなっていた。検挙も取引も失敗に終わったことで、警察、マフィア双方がスパイの存在に気づいてしまうのだった…。

 リメイクされた「ディパーテッド」を見てとても気になったので見ました。こんなに組織に潜入する姿を細かく面白く描いた作品はないのでは、と思うぐらい非常に良く、どんどん作品に引き込まれていきました。アンディ・ラウとトニー・レオンの演技だけではなく、ウォン警部やサムを演じていたキーパーソンも演技が光っていました。
 ストーリーもサスペンス性が高く常に見るほうにも緊張感を与えてくれます。特に潜入捜査の二人の心情が見えるシーンが何とも言えません。いつばれるかとびくびくして、何度も心が折れたり、したくもない暴力的な行動をせざるを得ない苦労がある傍ら、情報を得て仕事をこなし、着々と地位を固めていく2人が対照的でした。リメイクがかなりよかったのですが、これはこれで素晴らしかったです。
頭脳戦の先にある地獄 ★★★★★
 アンディ・ラウ、トニー・レオンの香港二大スターが競演した犯罪映画の傑作。警察に潜入した香港マフィアのラウと、香港マフィアに潜入した警察官のヤンが、己の素性を隠しつつ相手側スパイの正体を暴くべく熾烈な知能戦を繰り広げる。



 何よりアイディアの勝利と言える。麻薬取引と麻薬捜査が同時に進行する冒頭の騙し合いは、巧みなカット割りもあって、緊迫感に溢れていて面白い(まあ両者とも、あそこまで大胆にリークするのは危険な気がするが・・・)。

 ラウとヤンのどちらが相手を出し抜くかという展開を予想していたが、映画後半からは二転三転のどんでん返しで、画面に釘付け。良くできた脚本だと思う。



 お目当てのトニー・レオンはさすがの好演。犯罪組織への長期潜入に嫌気がさし、早く警察に戻りたくて仕方がないのだが、マフィアの「仲間」たちにも情が移ってきてしまっている。その辺りの複雑な心情の機微を繊細な演技で表現していた。非情になりきれない優しさが印象的。

 だが圧巻は、アンディ・ラウだろう。冷徹非道に見える彼だが、警察で昇進を遂げ婚約者も得たことで、「普通の生活」に憧れ始める。しかし、そのためには組織を裏切らなくてはいけない。鉄面皮の底で感情がさざ波を立てる。苦悩と葛藤の滲み出し方が絶妙であった。


 組織を抜けて「善人」になることを希求するラウは、それがゆえに己の手を血で染めていく。その姿は矛盾に満ちており、「善人」になろうと足掻けば足掻くほど墜ちていく。まさに原題通り「無間道」(無間地獄)である。



 ヤンの上司やマフィアのボス、ヤンの兄弟分など脇役も味わい深い。
アジア人にしかできない映画 ★★★★★
とても奥が深い映画です。

仏教的視点のストーリーで、
こういった内容は欧米では作れない映画だと思いました。

善と悪について、いろいろと考えさせられました。
無間道最高〜。 ★★★★★
私も皆さんと同じでこの作品は最高に良かったです〜。それに主役(トニーレオンさんとアンディラウさん)のコンビネーションが良かったしあの苦悩な二人の表現力の演技の高さに良かったですし脇を固めるアンソニーウォンさんやチャップマントゥさん等々も良かったでしたしあのサスペンス調な音楽も良かった でしたから〜。無間道と言う意味も最後の所で分かったし主題歌を主役(トニーレオンさんとアンディラウさん)のコンビが務めていたので尚良かったでしたよ〜。皆さん購入して損は無いですから〜。