楽しく心温まる作品
★★★★☆
6月の英国ロイヤルバレエ来日公演の予習にと思って購入しました。
主役の二人の踊りは「さすが〜」とみとれます。
男性が演じる母親は、欲張りだけど温かさがあふれ、思わず笑ってしまいます。特に、皆に煽てられて踊る木靴のダンスは大好き。
にわとりの踊りや五月柱など、子供から大人まで楽しめる作品だと思います。
とてもチャーミング!
★★★★★
リーズがとてもチャーミングでした!カメラのアングルも申し分なく美しい映像。木靴のダンスもとてもコミカルで、何度も見たくなる一本です。
ひたすら楽しいバレエ
★★★★★
冒頭の鶏たちの踊りからして笑わせてくれるバレエ。
全編にわたって笑いがちりばめられていて、バレエと言えば「白鳥の湖」とか思っていると驚くこと請け合い…ということを書いても「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」を見ようという人ならばみんなご存じですね。
2008年の来日公演で大活躍だったマリアネラ・ヌニェスが23歳になる年の映像。生き生きとはち切れんばかりの幸福感を放って踊るヌニェスにリーズはまさにはまり役。コーラスと会っているときのヨロコビいっぱいの踊り、母シモーヌに用事を言いつけられたり閉じ込められたりするときのふくれっ面、とがめられたときに視線をそらせてごまかそうとする表情、ころころと目まぐるしく移り変わる少女のキモチが表情豊かに全身で表現されている。
とにかく楽しい!面白い!
バレエを見てこんなに笑ったのは初めて。
ヌニェスの周りのキャストも好演。
コーラスを踊るカルロス・アコスタは相変わらずしなやかな回転とジャンプを見せ、村で人気の陽気な好青年の雰囲気たっぷりだし、シモーヌのウィリアム・タケットがまたイギリス演劇のコミカルな部分をあともう少しで嫌みになるかも知れないぎりぎりのところまで展開していて、まるで台詞が目に浮かぶよう。そしてジョナサン・ハウエルが気弱でちょっとおつむの弱いアランをぎこちなくアンバランスな素晴らしい踊りで魅せてくれる。
主役二人のテクニックがとてつもなく強く、アシュトンの細かい振り付けを軽々とむしろ小気味よく踊っているし、コールドもよく揃っている。そしてなんといっても満面の笑みを浮かべてホントに嬉しそうに踊るヌニェス!リーズとコーラスの間の「若者の愛」だけでなく、リーズとその母シモーヌとの「親子の愛」もたっぷり表現されていて、見終わったあとに幸せな気分になって思わずにっこりしてしまう、そんな舞台の映像。
2005年2月収録。