チャングムの誓い、は大成功をおさめた。 欧米の人々はもともとアジアの文化には関心ないから、しかたないが、アジア中を席巻してみせた。イランでは視聴率は85%にも上がり、中国では、夫にチャンネル争いで敗れた妻が投身自殺する事件まで起きた。 チャン・イーモウまで自分はチャングムの誓いの大ファンであるとカミングアウトしている。 なぜそこまでの成功を、それはファンがハン尚官の助命嘆願をした結果、ハン尚官が長生きし、後半に入るはずだった、王様、ミン・ジョンホそしてチャングムの間で延々と繰り広げられることになっていた韓国ドラマ名物、三角関係のドロドロが大幅に圧縮され、サラリと通りすぎたからだ。あの激しくストーリーが変転するスピード感あふれるドラマにそんなものを持ち込んだら悲惨なことになっただろう。 「オールイン運命の愛」。 これが、ただの「オールイン」だったなら、大傑作だったろうに。

イビョンホンを好きになれるかと思ってみはじめました。最初は本当に面白いのか？という展開というより、なぜ子役といっても高校生ですから冬ソナだってすごい高校生だったじゃないですか！最初からイビョンホン、ソンヘギョで良かったのでないかと思います。突然変わったのはすごく違和感がありました。全く似ていませんし。ストーリーはどんどん面白くなっていきましたが、この最初の違和感がどうしても消えませんでした。そして、私の大好きなチソンが悪い人になっていくのはつらかったです。

ところで、イビョンホンは好きになれたのかということですが、演技も上手く、男らしくかっこよかったと思いましたが、やはり好きにはなれませんでした。俳優としてはすばらしく存在感もあり、嫌いではもちろんありませんが、やっぱりハンサムじゃな〜い！！

イビョンホン、ソンヘギョカップルもチソン、パクソミルカップルももう別れてしまって、時間の流れを感じました。

【中央日報・韓国人意識調査】
最も嫌いな国
1位日本(55%)
2位北朝鮮(15%)
(中央日報2006年9月22日)

【読売新聞・韓国日報「日韓共同世論調査」】
日本に良い印象を持っている
17%
悪い印象を持っている
82%
(読売新聞2006年8月7日)

【台湾紙「遠見」の台湾人世論調査】
全4質問のうち「移民したい国」「立派だと思う国」「旅行したい国」で日本が1位
「留学したい国」で2位
(毎日新聞2006年6月30日)

日本の旧植民地という、立場はまったく同じなのに、この違いは何なんだろう?

イカサマ師の息子として生まれたイナは、子供の頃からヤクザに目をつけられて少年院送りになり、出所後も再度殺人罪の濡れ衣を着せられてアメリカに密航、アメリカではマフィアのボスに見込まれてマフィアの一員として働くなど、人生のどん底をみて育つ。その後天性の”賭博師”としての能力を発揮してアメリカでプロギャンブラーとして成功、絵に描いたようなアメリカンドリームを手にするが、イナのギャンブルはまだ終わったわけではなかった。イナは、それまで恵まれなかった自分の人生（家族、友情、恋人など）をとりもどすため、すべてをなげうって、人生最大の賭けにでる....。
TVドラマというよりも、まるで映画を観ているようなストーリー展開です。遅まきながら、私が観た一番最初の韓国ドラマだったので、韓国のドラマって、日本よりずっとスケールが大きいいんだなーと思わずにはいられませんでした。また、さすが、済州島などに大きなカジノを持つ韓国だけあって、日本ではまだヤクザなイメージのギャンブルが十分魅力的に伝わってきます。イナのどん底から這い上がってのサクセスストーリーだけでも十分面白いお話なのですが、このイナという男性は、とても情に厚い男で、社会的成功を収めた後、これまで心配をかけたお詫びとして両親や友人に恩返しをします。また、どん底時代からの恋人スヨンのことを一途に愛し、生涯をかけてスヨン一人だけを愛し抜き、泣かせます。
私個人としては、このドラマを観てイ・ビョンホンの大ファンになってしまいました。その演技力とアクションの素晴らしさに注目！第二のジャッキー・チェーンを目指してがんばってもらいたいものです。

実在のモデルがいる作品で、しかも運命の愛なんてベタなタイトルついてるけど、たいしたことないんじゃないの。なんて軽い気持ちで見ていたらすっかりやられちゃいました。

韓ドラ十八番の泥沼恋愛ドラマではないけれど、イナの波乱万丈の人生は正直、それ以上にドラマティックで、続きが気になりハラハラ、ドキドキ、ヤキモキします。本国でも男性ファンが多いというこのドラマ、韓ドラと言っただけで拒否反応を起こしていた世の男性方にもおすすめできるドラマだと思います。

イ・ビョンホンさんのアクションもＣＯＯＬ！見事なとび蹴り、回し蹴り、ブルースリーの親戚は笑いました。私はイ・ビョンホンさんのファンではなっかのですが、これからの彼のアクション作品には大いに期待したいと思います。
また、途中で舞台がアメリカになったり、日本人が出てきたり、英語や日本語の台詞が多く出てくるので、ＮＨＫの吹き替えバージョンで見た方も韓国語音声でもう一度楽しめると思います。