第十五幕「幸せの終わり、真実の始まり」では伯爵が傷ついたアルベールに"ある人"の過去を語る。アルベールは自分を取り巻く総てが崩れ去っていく中で伯爵との友情だけは変わることが無いと友情にすがろうとするが、伯爵は問う。次に会った時にあなたはまだ私を友と呼ぶことができるかと。パリのエデは自身の復讐の時は今しかないとフェルナンの元に行き総てを白日の下に晒す。
第十六幕「スキャンダル」ではフランツがGANKUTUOUと伯爵の過去に近づいていく。アルベールは周りに翻弄されながらも必死に大切なものを護ろうとするが、動き始めた復讐はもはやとめられるはずもない。
見所はなんといっても十五幕後半の中田譲治、矢島晶子ご両人の演技。最期の伯爵の高笑いは鳥肌が立つ。