泣。
★★★★★
冥く哀しい、怒涛の戦いを終えた後の、穏やかな日々。
ラストを飾るにふさわしいシーンが目白押しで
“読後感”の良いことといったらない。
伯爵ではない、一人の船乗りであるエドモン・ダンテス
からメルセデスへ贈られた「手紙」は涙もの。。
あの手紙の後、過酷な物語が始まろうとはだれが予想していたでしょう。
(またはじめから見直してみたくなる、巧みな演出手法ではないかとも思ってしまいます)
中田氏の心温まる声音もよく、胸に染み入ります。
ジーンと、泣いてしまう最終巻です。
静かな幕
★★★★★
最終回「渚にて」は今までより静かな回です
しかしメリハリは良く効いておりキャラのその後もしっかり描かれています
数多くのアニメを見ましたが、このアニメは間違いなく傑作だと思います
う〜ん、さすが!!
★★★★★
最終巻まで見てこの物語はエドモンとフェルナンが軸なんだと痛感した。すべてはこの2人の友情からはじまってこの2人の友情で終わる。この友情の相似形として、アルベールとフランツがいて、そのまわりにユージェニーがいて、マクシミリアンやボーシャンがいる。ちょうどメルセデスがいて、ダングラールやヴィルフォールがいたように。フェルナンの、父さんは逃げないぞ、というセリフにはずっしりとくるものがあるね。それまでのなりふりかまわぬ悪あがきとは対照的に、フェルナン自身が伯爵の復讐の最後の仕上げを自らの意思ですることになるということは、最終回の回想シーンのような2人の友情は最後の最後までエドモンとフェルナンを縛り続けていたってことだ。次の世代に自分たちと同じ轍を踏ませようとするのが伯爵の復讐であり、そうはするまいとがんばるのがアルベールの成長の過程だった。アルベールが2人と対峙してその愚かさを指摘する場面は、ただあこがれるだけだった伯爵と父親と同じ目線にアルベールも立てた証拠で、ついに親の世代を乗り越えるまでになったということ。しかも、かつての2人のようになることなく。この作品の登場人物は、みんな夢を追って現実と戦っている人たちばかりだから、すべてのキャラクターに背筋がぞっとするほどの魅力がある。誰もどーでもいい人生を送っているわけじゃあないんだ。自分の幸せを得るためには誰かの幸せを犠牲にしなければならない。このオトナの命題を一人の純粋な青年の視点から見せたからこそ伯爵の復讐はより救いがない。でも自分の幸せのために友情を売ったオトナなフェルナンでも最期は友といた。アルベールは伯爵とオヤジというオトナにキレイゴトを振り回して勝ったんだ。これこそまさこういうことだろう。本編ではついぞ聞かれなかった意味深なこのセリフだ。伯爵ではなく、エドモン・ダンテスとしての「待て、しかして希望せよ」。
さよなら、伯爵
★★★★★
なんというか、壮絶な最期。
伯爵ファンの方は、涙なくしては見れないのではないかと…
どうぞ、ハンカチーフかティッシュをご用意してご覧下さい。
この巻では、今までアホだった(?)アルベールがすっごく男らしく
大人になったな…という印象を受けます。
フランツの思いも、伯爵の思いも、全てを胸にこれから生きていく
覚悟を決めた…というか。
生き残ったキャラ達の、5年後もたっぷり紹介されています。
この巻を見て、もう一度1巻から見たくなりました。
もう一度、、伯爵に会いたいです。