始動…転機
★★★☆☆
正直、前2作があまりに序章以外の意味を持たない作品だったため、3巻を観るのが遅れました。
しかし、ようやく心に傷を負ったままのキリコが登場するにあたり、全巻を揃える覚悟がやっとできたところです。
前巻までのゲストキャラは予想もつき、その扱いも想像の域を越えないものでしたが、今巻の老いたゾフィーは嬉しかったですね。
風貌も変わりキリコへの接し方もまた変化を見せる、その描き方は変らないキリコとは対照的で新鮮でした。
不満はアレギウム勢力です。もう物語内では死んだも同然の人物は出してほしくはありませんでした。
そして、まるで悪の組織の下っ端のようなエルドスピーネは、実際不要な受け狙いのように見えたのも事実です。
随分卑小な組織に堕してしまったマーティアルは、ちょっと見ていられません。
次巻にしてやっと、新しい舞台が用意されるようです。
キリコはATに乗るようですが、それもボトムズである以上必要でしょうがむしろドラマこその充実を期待するものです。
これはキリコの物語なのですからね。
サンサから新たな展開へ
★★★★☆
今話は中年男女の会話で始まり今ひとつピンと来ない冒頭。しかし会話をよく聴くと状況がそれとなく理解できます。私にはTVシリーズのサンサ編では結構想い出深いエピソードが舞台とキャラの登場で、それなりに楽しめました。他の内容では「赫奕たる異端」の聖地アレギュウムでのマーティアルの人物やATではエルドスピーネが登場し、クエント絡みも加わって新しい動きが見えます。色んな人物が多数、登場しますが今話で一番にセリフが多いのは"ゾフィー"でしょうか。
しかし今回も公式HP等でのストーリー紹介で"ゾフィー"の視力について表現があって観るまでの前情報としては、せっかくの脚本も台無し感がありました。あとジャケットの小柄な人物は、はじめは「赫奕たる異端」での歳を経て少し背が縮んだロッチナかな?と私は思ってましたが"ゾフィー"だった事がケースを手にしてようやく分かりました。
今話ではATの登場シーンも多いですがAT戦という感じでは無いので物足り無かったですね。パッケージ裏を見るとべルゼルガも載っていたので少し期待してただけに余計に感じました。1話で大破した筈なので新たな機体と思いますが何故スワーピングラッグ仕様で展開してローラーダッシュ?湿地帯でのクメンならともかくサンサでは必要無い装備にも疑問。ATのデザインとしては少し複雑なエルドスピーネも「赫奕たる異端」では手描き作画でしたが今回はCGならではの細かいディテール表現もされていると思います。幻影篇は約1カ月おきペースの発売で、この辺が手描きとCGでの制作効率の違いとも感じますね。
ブックレットでは総作画監督・チーフディレクターの竹内一義さんへのインタビューでATの描画方法がペールゼン・ファイルズとの違いについても語られていました。「孤影再び」にも少し触れた内容もあります。同梱チラシのボトムズBeatマガジンは高橋監督がタイへ訪れた時の事が写真と共に載っています。クメンと比較するような興味深い話でした。
内容浅く伏線も雑
★★☆☆☆
過去の因縁を軸に
話は『ようやく』
始まります
しかし
話の動機付けにするには
浅く大雑把
何を表現したいのか
分からない
『独りよがり』
なままの24分
値段に見合わない
間延びした薄い糞
1本に1話って…
ボトムズ野郎への侮辱そのもの
未だ後3本…
苦痛です
ボトムズファンの為の静かなエピローグ作
★★★☆☆
シリーズ3作目にしてキリコも登場し、ようやく物語が動き出したという感じ。
今までの2本は一体何だったんだ〜?必要なかったんじゃね?
シリーズ中に流れるBGMも初代ボトムズのものばかり。
ボトムズファンに贈る、静かなエピローグ作。
やっと登場したキリコも「ATには乗らない。」とか言い出す始末・・・(汗)
「ペールゼンファイルズ」を観て同じものを期待していた方は本作には裏切られる事でしょう。
しかし、受け手としてはキリコの行く末が気になる為ついつい観ざるを得ない。
お金を払うに値するエンターテインメント性があるかが問われるところ。
ココナの台詞はありません
★★★☆☆
テレビ本編でココナとゾフィが大喧嘩したサンサ、なんと酸素ボンベなし生活出来るまでに環境が回復している!損ばかトリオは、孤影でキリコが幼少期にここで過ごしたことをロッチナに明かされているので、このことがストーリー展開に影響するか注目でしたが、彼らの出番は殆どありません。やっとキリコが遂に登場します。彼の表情がかつてのツワモノであるが、僅かの期間ゾフィとの生活で過去の清算をしていた。やはりキリコも追われる立場にあることも理解していたが、どういったいきさつなのか次巻以降の展開が面白く感じます。