賛否の否が圧倒的占めてるようですが、
私はこの作品を評価します。
十二宮編のラストでは黄金聖闘士が引き立て役となり、軽くズタズタにされました。
力が出せない理由の説明もありませんでした。
(その時の星矢達青銅がラダマンティスに敵わない理由は実力で、
黄金聖闘士がズダボロにされるのは、ハーデスの結界が敷かれてる
とういう説明が皆無であること。長々と続くこのシーンは目も当てられませんでした。）
北欧アスガルド編では、冒頭でアルデバランが説明もなく簡単にやられ、
東映アニメ映画でも、序盤に黄金聖闘士全員惨殺されるという
青銅聖闘士の引き立てのみ。
青銅至上主義が嫌いな私にとっては、原作に忠実に黄金聖闘士は決して
越えられない壁的な雰囲気を醸し出すこの作品は、それだけで評価に値します。
原作では、スピーディな展開で、もっと黄金聖闘士を出して！
という願いに応えるがのごとく、
嘆きの壁崩壊までの、黄金聖闘士十二人揃うまでの道程を
しっかり付け足し細くを入れてくれたこの作品に感謝します。

長い聖闘士星矢の歴史で最低・最悪の作品…まず声優が駄目若い人に演じさせているから演技が軽すぎる…脚本・演出も最低…ラストの嘆きの壁がダラダラすぎ最後には感動どころか笑いが…
このメンバーで続編のエリシオン編を製作すると聞きましたが、これ以上ファンの意見を無視して星矢の歴史を汚す駄作を作るなら、いっそ製作しない方がいいのでは…製作するならオリキャス&ハーデス十ニ宮編のスタッフを使わないと!

新キャストは言わずもがな、演出も大変素晴しい出来で涙が止まりませんでした。・・オリジナル星矢ファンの方は、この意味わかりますよね？

黄金聖闘士12人が勢揃い（デスマスク、アフロディーテ復活！）した場面は素直に嬉しかったのですが・・なぜか12人全員喋りません。魚座のお方はわずか一言、そしてデスマスク。彼はやはり蟹でした、目もあてられません。このぞんざいな扱いにはさすがに怒りを覚えました。

それでもこの冥界編。最終話だけでいいんです、青銅聖闘士の声に目を瞑りつつラストまでご覧下さい。
笑いの悟りが啓けますから。

こんなクオリティにしか作れないなら作らないで欲しかった☆カノンの果てるシーンと嘆きの壁は原作でも感動する一番の見所なのにこの冥界編の中でどの話よりも一番安っぽく描かれていた気がします☆キャストはファンとしては悔しいですが新しい方に期待して仕方ないとしてもこの展開と描写ではあまりに酷すぎます☆素人なので誰のせいでこんなになったのかは知りませんが聖闘士星矢への情熱が感じられません☆OVAなのに淡々と話を進められても全く心に響いてこないです☆声優、絵はいいのにもったいないです☆これが出来てしまったからもう冥界編は作られないかもと思うと悲しいですね。

全編通して見て、やはり予想通りだったのが残念でなりません。やはり勝間田演出ではダメでした。なんだありゃ。旧作でも数作しか手がけていなく、思い入れもない定年前のベテランではこれが限界か、という印象でしかありません。古くは「エースをねらえ」の出崎統等、虫プロ時代の作り手の名作は限りなくあり、その荒木伸吾を抱えながらこの有様は・・・。作品のキャラクターに対しての思い入れが全く感じられません。やはり全体の善し悪しは、演出や監督の思い入れあってです。東映らしいねえと言えばそれまでですが。完結編では本当に聖闘士星矢の世界を理解している方に采配を振るって欲しいと心から願います。東映の政治が残念で仕方がないです。