見る人が見れば分かる。
そしてこれは自分自身。
一般受けはしないだろう。
でも見る人が見れば分かる。
僕はこの作品が好きというよりも
初めからそこにあった。という表現のほうがしっくりくる。
なんていうかもう水。
これ水。
最初は不思議な世界観に戸惑って、わけもわからず観てしまい、感動してしまいましたが、後になって物語の重みがじわじわと胸に広がってきます。ラストが圧巻なこともありますが、物語半ばで、ある登場人物が印象的な言葉を残してくれることもあって、深く考えさせられます。
おそらく、灰羽たちの暮らす世界は、賽の河原のような、死後の世界、来世への中継地点というべき場所であり、疲れきった、悲しみに満ちた魂がやってきて、羽を休める場所なのだと思う。そしてその魂が生きる喜びに満ちたとき、彼らは新しい生命となるために旅立つのでしょう、たぶん。ではここで癒されなかった魂はどうなるの…?
この物語は、誰かを癒してあげることによって自らも癒される(ことがある)と教えてくれます。でも、そうじゃない人もいる。どんなに他人を癒してあげても癒されない魂は、一体どうすれば癒されるのか。
極寒の中で、一人たたずむ孤独なレキから目が離せません。そしてラッカ、ご苦労様。
この「COG.5」ではラッカからレキの物語へと
移っていきますが、最終話では心苦しいくらいに
二人の「想い」の関係が語られていきます
レキの名が示すもの その真実が語られる時
心が熱くなり震えてしまいました
そして「想い」の継承が続いていくラストの
シーンで感極まってしまい・・・
非常に良質で思い出深い作品に出会えて感動しました
スタッフの方々に「最敬礼」 有り難う御座いました。
P.S.
「ヒカーネルサンダース」 良いです(笑)