夏の終りと新しい始まり
★★★★★
いよいよ感動の最終巻である。
パッケージは夕景色だが、2巻のそれとは微妙に異なっているように感じる。
しいて言うなら2巻の方が赤みが強いように見える。
さて、この6巻には11話と12話が収められているが、
4巻や5巻の内容をよく理解した上で観なければ「?」の連続になってしまうおそれもある。
6巻に入る前におさらいしておくのでもいいし、全部観終わってからまた1巻に戻ってAIR解釈を始めるのでもいいと思う。
今回泣き所の1つと言われているのは12話の終盤。
つらい、悲しいなどの感情で泣くのは同情、うれしい、すごい、やり遂げたなどの感情で泣くのは感動。
たいていどちらかに分かれるが、今回は両方が混在しているのではないだろうか。
ただ、「感動」の方はしっかり捉えてほしいと思う。
そのためにはここまでがしっかり解釈できている必要があり、4巻や5巻の重要性を改めて主張したい。
ラストはコメンタリーに登場する制作者らも好きなシーンだと語っていたが、私も好きなシーンである。
万歳三唱的な意味を持たない、こういったハッピーエンドもいいと思う。
今回のアニメ版AIRは、12話という短い話数の中でよくまとまった良作である。
原作のダイジェスト的な作りにも見えてしまうが、原作を忠実に再現しつつ
できるだけ多くを盛り込みたいという制作者の思いも感じとることができた。
原作は間違いなく傑作だが、アニメの演出のおかげで今回新たに生まれた魅力も多くあるように感じた。
何度も楽しめる。
★★★★★
私はどんなに好きな作品でもDVDまで買うことはありませんでした。
が、AIRは違いました。最終回を見てわんわん泣いたあとでもまた見ようと
思える作品です。また見ようどころではなく何度でも、繰り返しです。
泣けるだけじゃない。
ここまで素晴らしい作品はなかなかないのではないでしょうか…?
…ほめすぎですかね…;
晴子の物語
★★★★★
原作のゲームでも「ゴール」のシーンは何度もリプレイしていて、その度に、こんな簡単な仕掛けでよくこれ程のことを、と、感動しつつ感心しているのですが、この巻の「ゴール」は、その限られた情報から、よくもこれだけ豊かなのものを引き出したものだ、と。この作品を愛した力量の有るスタッフや声優がベストを尽くした成果なのは明らかです(これを観た後に劇場版のアレを観てしまった。ああ…)。
三人の、文字通り魂を削った努力の結果には人それぞれの感想があると思いますが、懸命に親子であろうとした晴子と観鈴の姿に心を動かさない人はいないでしょう。もちろん、起こらないと分かっている奇跡が起きることを信じた晴子の姿など、もっと観たかったシーンは有るのですが、やり終えるのに何日もかかった原作のゲームのボリュームを考えれば、むしろ良くまとめたと称賛すべきでしょう。
しかし。同時期に別のベテランのスタッフで作成された劇場版と比較しても、こっちが上と評価する人も多いであろうトータルクオリティーの高さは凄いですね。TV版のクセのあるキャラクターデザインなど、劇場版の方が正攻法な部分はもちろんあるのですが、これなど明らかに未熟な原作のキャラクターデザインにあえて忠実であろうとした結果なので、原作のファンならむしろプラスと感じるでしょう。
晴子の心情に涙TT
★★★★★
かなしいです
見た後落ち込みましたね
凄い威力です
ラストのほうでかかる「青空」は映像と相まって
名曲と言っていい仕上がりじゃないでしょうか
一応ハッピーエンド?といきますが
なんかもやもやしたものが取れない感じです
いいんですが
何か救いを求めたい感じでしょうか?
んでも、劇中を生きているキャラクターたちの
悲しみから立ち上がって
生きようとするたくましさを見ていると
ほんの少しだけ癒される感じはします
というわけで☆5つです腐朽の名作ご堪能あれ
心に残る作品
★★★★★
AIRは、PCで泣き、PS2で泣き、アニメで泣きと、優しさと切なさに包まれる素晴らしい作品です。
音楽の入れ方や、表現力のレベルが高くて、さすが京都アニメーション!!って感じです。
特に好きなのが海のシーンで、波音から・・・「ママぁ!」・・・一瞬無音・・・音楽・・・春子が駆ける...このシーンは素晴らしく何度観ても感動します。
「そうや、私があんたのお母さんや」最高です!!!。
ゲームでも、春子のテロップが最初は「女」だったのに、途中から「母親」に変わるんですよね。
原作もアニメもとても素晴らしい、今でも心に残る作品です。