このアニメを見るきっかけは原作ゲーム（ＤＣ盤）でした。Key、Key言うけど、こんな美少女ゲームってどんだけつまんないか検証してやろうと。
結果・・・・・、大泣きでした。結末にやや取り残され感はあるものの、このお話しを有名な漫画になぞらえると「火の鳥〜翼人伝説編」なんて
言ってしまっても違和感ないスケールの大きい感動的なお話しです。
さて、そのアニメ化。ゲームでは３人の女の子とのエンディングが別の時間軸なので、そこを一つの物語にしてさらに中心となる観鈴のお話しに
収束させるかが難しかったと思いますが、京アニは見事にその難題を解決し、ファンがみたかったであろう「Air」の世界をアニメでこれでもかと
言わんばかりのハイクオリティに仕上げています。京アニスタッフがほとんどゲームをプレイして、そこから得た感慨を作品に反映させているよ
うで、彼らの熱意と確かな実力を感ぜずにはいられません。
また、多くのアニメでの女の子の髪の毛が風になびくシーンで、外形だけ上下に揺れる程度の表現しか観ていない人がこの作品を見ると、ビック
リしますね。「こんなに動画枚数使ってアニメーターさんの体、大丈夫なの？」などと、別の心配までしてしまうくらいのハイクオリティ。

ストーリーの素晴らしさに関しては他の方が充分語っていますので、この巻の説明をさせてもらいます。

このAIR第一巻収録の第二話にはKEY原作の他のソフトのキャラクターがチラッと出演しています。

ほんとにチラッとしか出ていないのですが、特徴あるキャラなのですぐ分かると思います。

「AIR」よりも「KANON」の方が先に発売された、そういえば分かるでしょうか。

小野大輔さんが好きというだけでアニメAIRを見ました。アニメ・サントラCDのみ、他はノータッチ。ちなみに女です。

正直key作品は絵もアニメジャンルも好みじゃなく、これまで手をつけなかったが上記理由で1話を見たら一気に引き込まれ、絵も好きに。keyが支援されている理由を理解。京アニも素晴らしい仕事してます。京アニ好きには特にオススメ。涙無しには見れない作品。
興味無い方、敬遠している方、取り敢えず見て下さい。高がエロゲ・ギャルゲなどと侮れません。女性の私でも楽しませて頂きました。
最初はキャラが濃すぎてヒくかもですが(笑)ファンタジーだとでも思って見てみて下さい。

只少し残念なのは、観鈴以外の女の子が後半ほったらかし(?)で殆ど出て来ない所。前半に一気に片付けた感が否めません。まあ最終話に向けて必要な話だし、話数に制限があるので仕方ないのでしょうが…しかしそれを考慮しても★5つじゃ足りない位の良い作品。

アニメにハマり、サントラも購入しましたが、こちらも素晴らしかったです

２周目、３周目と繰り返して行く度に感動が深まるとんでもない作品。

1話の観鈴の「こんにちは、お一人ですか・・？」から泣けてしまいます。
1話を見るとほんの些細なことでさえ後になって「ああ・・、だからこうしたのか・・」と、納得するところばかり・・。伏線回収を知っている２周目はきついです。

　まず原作ゲームをプレイし、この複雑な構成のストーリーを12回＋Summer編2回に収めるのは大変だと考えざるを得ませんでした。
　せめて24回あればと思う人が多いのは当然でしょう。でも、当時としては仕方なかったはずで、このAirの成功があったからこそ、Kanonは24回にできたのですから。
　その上でDVDを揃えて観ると、確かに佳乃や美凪のストーリー、Summer編のエピソードは必要最小限度の取り入れという感じながら、それでもうまく要所はおさえてあるし、１本のアニメ作品とするために細部まで脚本や絵コンテ等を練り上げ、巧みにまとめていることが分かります。
　個人的には美凪ストーリーが好きなのでこれが短いのは少し残念ではありますが、1本のアニメとしては観鈴中心にせざるを得ないのは仕方ないですし、劇場版よりははるかにマシです。
　そして、TVシリーズの予算制限があるにもかかわらず、CGをうまく利用しつつ巧みに仕上げた素晴らしい高画質。評判どおり、空や海の美しさは抜群ですね。KanonやCLANNADの映像も緻密で素晴らしいですが、背景的にAirの方がくっきりと印象に残りやすいものと思われます。
　DVDを揃えるのに、初回限定版のジャケットは後ろ姿ばかりなので、通常版とどちらが良いかは微妙ですが、空や海、森などの美しさと凝った造りを重視して初回限定版で揃えることにしました。
　ストーリー全体として、後半(Air編)のカラス視点で前半(Dream編)の伏線の種あかしをしながら奇跡の実現を目指す構成が、ELFの名作Dragon Knight 4にちょっと似ているところがあるなと感じたのですが、そんな感想を持つのは私だけでしょうか？