不満げなロスが“彼は兄弟みたいなものだよ……父さんの”とコメントする家族の友人、トム・セレック演じるドクター・リチャード・バークが登場し(そしてほろ苦いシーズン・ファイナルでは退出するのだが)、モニカ(コートニー・コックス)の恋人となる。ジョーイ (マット・ルブランク)は短いながらも『愛の病院日誌』のドクター・ドレイク・ラモレーとして成功をつかみ、引っ越していく(“僕らはバートとアーニーじゃないのさ”と、彼はルームメイトのチャンドラーに言う)。のちにエミー賞に輝くリサ・クドロー最高のシーズンはまだこれからやってくるが、フィビーとして彼女はもっとも記憶に残るサイド・ストーリーをいくつか残している。それまで避けていた悲しい映画の結末を知ってショックを受け(「おとぎ話のウソ」)、進化論についてロスと論議をして(「迷惑な遺産相続」)、マッサージ台で死亡した年配女性との交信をおこなう(「レズビアン・ウェディング」)。賞賛すべきは、無名のローレン・トムだ。ロスとレイチェルの間に挟まれる女という有り難くない役だが、とてもチャーミングで愛らしい。アダム・ゴールドバーグもチャンドラーの新しい“サイコな”ルームメイトとして3つのエピソードで大きな印象を残した。本作の有名な脱落には、それぞれのエピソードのためのチャプター・ストップが含まれているが、エー、コホン、キャストからのコメントなどは特典にないのだろうか?(Donald Liebenson, Amazon.com)
登場人物のひとりであるレイチェル・グリーン(ジェニファー・アニストン)は、
結婚式当日に式を逃げ出して、高校時代の友人であるモニカ・ゲラーのアパートに
半ば強引に居候する形で同居を始めてしまう。
そしてこれが10年間にわたって続くこの作品の始まりのきっかけにもなるのである。
わがままなお嬢様だった彼女は生活するために喫茶店「セントラル・パーク」のウエイトレスとなるが、
そんな彼女がまともに仕事ができるはずもなく、
すべてにおいて悪戦苦闘の毎日。当然かつてのような贅沢三昧の生活もできるはずもない。
そんな中での彼女の成長振りもこの作品の見所である。
演じたジェニファー・アニストンも大きくこの作品で変化を遂げた。
彼女自身は身長もハリウッド女優としては決して背が高いわけではない。
決して脚も長いわけではなく、スタート当時ははっきり言って「太い」。
初期のころはかなり丸っこい体系をしており、最後のころとは雲泥の差だ。
喋り方も最初のころはどちらかと言うとおっとりしたしゃべり方をしていて、
服装もTシャツにジーンズと言うのが定番だった。
正にこの作品で彼女自身も磨かれていったわけだ。