確かに1曲目あれっと思う方もいるかと思います。でも観ているうちに問題なくなると思います。文句無くかっこいいです。私個人としてはWHOは70年代まで、と思っています。多分ｷｰｽがいるいないではなく、ﾋﾟｰﾄのﾃﾝｼｮﾝの問題かな。ﾄﾛﾝﾄやﾄﾐｰ、四重人格なんかは妙にこじんまりしてる気がするんですよね。あ、因みにｽﾀｼﾞｵ盤は一切聴きません、私には爽やか過ぎます。
ﾜｲﾄ島やﾘｰｽﾞのWHO＝ROCKだぜ！みたいな感じが好きな方にはおススメです。特に今まで聴こうともしなかったWhoAreYouのｱﾚﾝｼﾞは好きです。

ﾛﾝﾄﾞﾝｺﾛｼｱﾑの方も画像は厳しいですが、それを補って余りある演奏のカッコよさ！ｼﾞｮﾝが殆どﾌｨｰﾁｬｰされないのは淋しい限りですけど。

購入してすぐにAMAZING　JOURNEY国内発売のﾆｭｰｽを知りましたが、4枚組みの方にはこの2つのﾗｲｳﾞも収録されるそうですね。私はKILBURNが良かったらAMAZING　JOURNEYも輸入版で買おうと思ってました。これにﾘｰｽﾞの映像が加わるなんて夢のような話です！あと3ヶ月、長いなぁ…

　いやはや、なんとも物凄い映像が出たものですな。1977年のThe Kids〜用のスタジオライブ映像は、これで没テイクだと言うから唖然としてしまう。演奏が粗いとか間違えているとか、キースの調子がイマイチなんて批評はTheWho本人が言うことであって、評論家ぶったその辺の人間が言うことでは無いでしょう。素晴らしい映像を観れることだけで30年の時代の流れに感慨深くなってしまう方が殆どでしょうね。Peteのテンションが異常に高いので少し過剰なアクションに感じられるが、久々のステージに緊張が高かったのだろう。

　しかし、本作のハイライトは２枚目の1969年Tommy初演映像を含む当時のLive演奏の完全盤である。はっきり言って翌年のワイト島よりも素晴らしい演奏だ。観客の映像が一切無く、バンドの演奏がグイグイ続いていくのは圧巻だ。画面も粗いがそんなことは全く関係なしの、歴史的な映像。個人的にひっくり返ったのがアンコールでのMy Generationでこれは名作Live At Leedsでの演奏と同様のVersionだ。ワイト島でもなかったこの映像には完全にノックアウトされた。生きていて良かった本当に。

　彼らは演奏が上手いね。最近の編集しまくりのアフレコ、カラオケ、口パクのライブとは雲泥の差だ。本物だ。参った。字幕無しなのが惜しいので日本版も出るのなら買います。

幻のキルバーン、確かにお蔵入りになっただけあって演奏は粗い。
歌詞を間違えるし、演奏もタイミングがずれてたりする部分がある。
しかし、1年以上ライブを休止していた直後のウォーミング・アップを見ている
と思えば、もはやベテランの域に達したバンドのステージ上でお互い目で合図しながら
スリリングに曲を展開していく様はワイルドなエネルギーに満ちている。
特にジョンのベースが圧巻だ。キースもこのころはだいぶ衰えたと言われながらも
あいかわらず、歌うようなドラミングを見せてくれる。スティック飛ばしまくりで
シンバルはなりやまない。

ボーナスのLondon Coliseumのライブ、16mmからのリストアで画像品質が落ちるが
演奏はすばらしすぎる。キルバーンと見比べると、キースにはバスドラの上にタム３つ
が一番似合っているし、ダイナミックだ。

30年前、見たくても見れなかった若きWhoを疑似体験すべし！　文句なし5つ星

リージョン1と記載があるが、英語の字幕すらないものの、日本のDVDで再生ができた。

あの幻の映像がブルーレイで見れるとは…
とにかく今年一番の掘り出し物。ロックファンなら必見。
DVDと違いブルーレイでは米国盤でも問題なく日本の機器で再生出来ます。