1991年3月 J-POPを牽引し、時代を創り上げていた頃のユーミン
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ミリオン・セラーを毎年生み出していた頃のユーミンのステージの素晴らしさをDVDで。2002年7月発売のこの『WINGS OF LIGHT』は貴重な映像です。
1991年3月、大阪城ホールで行なわれたコンサートの模様の映像で、ユーミン37歳のステージです。時代の寵児として駆け抜け、出すアルバムが全てミリオン・セラーを記録し続けていた頃のユーミンです。バブリーな時代をも自分で取り込み、演出していたかのような映像でした。時折映る観客のファッションが当時を彷彿としています。コンサートのライヴ・ビデオですが、演出の計算が行き届いていますので、臨場感のあるビデオ・クリップといった雰囲気を醸し出しています。
素晴らしいことに演出も楽曲も全く古くはなっていません。質の高さは、時代を超えてファンを魅了し続けているかのようです。当然のことながら、tour直前の1990年11月発売されたアルバム『天国のドア』から6曲歌われているのですが、それが今ではかえって新鮮で飽きません。どこか懐かしい感覚もありますし、まるで今のステージのように感じるシーンも多々ありました。
彼女のメイキャップも衣装も時代を映していますが、歌心や曲の価値は時代を超えています。見れば見るほど、彼女のパフォーマンス能力の高さに驚かされますし、観客への温かいまなざしからは、彼女の優しい心根が見えてきました。それにしても見事な楽曲ばかりですね。「14番目の月」でのはじけ方は今も昔も変わりません。
日本のショー・ビジネスの最先端を駆け抜けているユーミンのコンサートは、このDVD当時も今も最高峰のレベルを維持し続けているのを感じ取りました。
ユーミン全盛のバブリーなLIVE DVD
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1990年から1991年にかけて行われた松任谷由実「天国のドア THE GATES OF HEAVEN TOUR」の模様を収録したDVDです。注目は、ステージ後方の鉄筋で組まれた巨大なセットとその中央のリフト付サブステージ、モニターの映像とのシンクロです。当時、大規模なステージ演出はユーミンが走りだと思います。また、曲目も「時のないホテル」、「一緒に暮らそう」、「14番目の月」、「カンナ8号線」など多くの定番曲が収録されています。当時を知らない若い世代のファンの方にも強く薦めたいです。
なお、こちらの作品は35mmフィルムで撮影された映像ですので、HDリマスターしてBlu-ray Disc化することでより高画質になるはずです。また未収録曲も数曲あるので完全収録していただきたいです。
いいライブですが。
★★★★☆
ライブの演出としてはさすがユーミンと言った感じで非常に完成度が高いですが、このDVDではライブをそのまま収録するのではなく編集、加工がかなり加えられています。なのでライブというよりはPVのような感じになってしまっています。それがいいとう人もいると思いますがやはり僕はライブをそのままみたかったです。またカットがあるのも残念です。カットされた曲は「スラバヤ通りの妹へ」「ツバメのように」「満月のフォーチューン」などです。
今もって全く古さを感じさせない
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私は、レーザーディスクも持っているのですが、これほど完成度の高いライブビデオはないと思います。
ユーミンファンならずとも一度見てみるべき作品です。
今から13年前の作品とは思えない構成と演出、最初このビデオを見た時は鳥肌が立ちました。真の意味での永久保存版です。
また、この撮影には、ビデオカムではなくフィルムが使われているので、その時々の最高のメディアで、このビデオは提供できるのです。
後メディアのことを考えて撮影されている点にも松任谷正隆さんのプロデューサーとしての先見性が感じられます。
WINGS OF LIGHT
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ライブが収録されているのは10年以上も前で、ユーミンも若い(!)のですが、ステージ上の演出は今も変わらず、見る物に感動を与えてくれます。
ライブを見てきた人はその時の感動が蘇り、見に行けなかった人は実際に見てきたかのような気持ちにさせてくれ、誰にでも満足できる作品だと思います。
永久保存版の一枚です。