CDで聴いた時は、そんなにいいとは思わなかった
曲も、このコンサートでは別物のように輝いて
いたりします。
ユーミンはメロディーメイカーとしてだけ
じゃなく、エンターテイナーとしても
日本のポップス史上に燦然と輝く、まさに
女王です。
「ユーミンの逗子は最高よ」と幾度となく耳にしてきました。この作品を観て納得しました。これまでに映像化されたユーミンのライブはだいたい視聴してきました。逗子は仕掛けは大掛かりではありませんが、特別なムードを持った心ウキウキの楽しいライブです。この作品を観て強く感じました。ロシアのシンクロのスイマー達が楽しさを盛り上げてます。
逗子から江ノ島を臨むとその背後に悠然とした富士山が・・・この風景は、西日の頃、最も美しくなります。そんなショットを織り込みながらライブはだんだん盛り上がり、漆黒の夜空の下、最高潮に達します。星空の誘惑、埠頭を渡る風、Hello, my freind、青春のリグレット、と続く終盤は凄すぎます!
ただ、ライブ作品としては終わり方が残念です。最後の曲が終わって普通はクレジットが流れてライブの余韻が漂うはずなのですが、いきなりメニュー画面になってしまいます。唐突というか、雑というか、ライブ本編がいいだけに、少し残念です。ちなみにキャストやスタッフはメニューで選択して閲覧できます。しかし、ライブ本編は本当に凄いです。最高です。
一見、いやいや二見、三見の価値ありです。独りで観るのは寂しいかもしれません。さらに、舞台裏に興味のある人には、ヒストリーやメイキングを収録したディスク2も価値あるものでしょう。