ポリネシアの伝説~少年は海を渡る~ [DVD]
価格: ¥995
今は亡きジョニー・リンゴをテーマにした1969年の短編映画が、ベテランプロデューサー、ジョン・ガーベット、ジェリー・モーレンによって心温まる家族で楽しめる長編映画となった。『ポリネシアの伝説~少年は海を渡る~』である。ニュージーランドで撮影された海を渡る冒険物語は、ポリネシアの島々で交易していた裕福な貿易商ジョニー・リンゴの伝説をふくらませて、のちに彼の名をもらうことになる少年、タマを子どもの頃までさかのぼって描いている。とある島に嵐で小さなカヌーが流れ着き、カヌーに乗っていた赤ん坊の男の子はタマと名づけられる。彼を島の住民は神からの贈り物と考える。だが災難が続くとタマは厄介者扱いされ、家から追い出され、元気のいい女の子マハナと彼女の酔っ払いの父親の家に引き取られる。マハナとタマは友情を育んでいき、やがてタマはマハナに「いつか必ず迎えに来る」と約束してカヌーをこいで島を出る。幸運にもジョニー・リンゴの島に着いたタマは、リンゴから公正な取引、勤労、名誉について教えを受ける。そしてタマはマハナの待つ島へ戻り、ありふれていると見えていたものが美しさをはなつことになるこの純愛物語において、マハナに品格をもたらす。スティーヴン・ラミレスの初監督作品であり、パトリシア・マガーの原作『Johnny Lingo's Eight Cow Wife(ジョニー・リンゴが牛8頭を贈ってめとった妻、の意)』に流れている精神を再現した本作は、人生をやり直すチャンスに秘められたパワーを強調している(6歳児以上向け)。(Lynn Gibson, Amazon.com)