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ナイトヘッド DVD BOXセット

価格: ¥20,475
カテゴリ: DVD
ブランド: ポニーキャニオン
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今見ても面白い ★★★★★
若い頃の豊川悦司と武田真治が超能力者の兄弟を演じています。
二人はその後ブレイクし今でも活躍していますが、彼らのファンなら見ておいて間違いは無いでしょう。

1993年の深夜にフジテレビで放映されていたドラマで、おそらく予算も時間も潤沢では無かったでしょう。
今見ると全体的にチープで安っぽい部分もあります。
しかし粗々しい部分も逆に魅力になっているし、効果音や音楽や超能力の描写にスピード感があって今見ても結構面白いです。

最初は自分達の能力に戸惑い彷徨っていた主人公達が、物語中で私利私欲にまみれた俗世的な人物や自分達と同じ超能力者に出会い、成長して行く様子が良かったです。
超能力者の神谷司との対決が二回あって、最初は未熟さ故に負けてしまうけれど、二度目の対峙では成長した兄弟が神谷を上回る。神谷自体がわかりやすい悪人では無いのと、単純に超能力で傷つけあうのでは無く、静かに淡々とお互いのアイデンテティを賭けて話し合う描写が良かったです。

最終回が中途半端な所で終わっているのは残念です。
実写版の新シリーズが見たい。 ★★★★★
 もう、すでに15年前の作品であるが、未だに「傑作」だと思っている。いや、「名作」というほうが、相応しいかもしれない。すでに、4、5回見たほどだ。視聴率も良く、その後、スペシャル編が作られ、映画化までされたのは、当たり前かもしれない。それほど、この作品は、(私の中で)気に入っている。

 放映当時、(霧原直人役「豊川悦司」)(霧原直也役「武田真治」)の2人とも、それほど人気があったわけではない。この番組を通してみれば、2人の確かな演技力を、垣間見る事が出来る。原型となった、「世にも奇妙な物語」の「常識酒場」「トラブル・カフェ」2本の作品の(霧原直人役「今井雅之」)(霧原直也役「東根作寿英」)2人の主演でも、別に問題はなかっただろう。

 飯田譲治氏の脚本、演出の巧さ。構図、センス、カメラアングル、配役の妙、どれをとっても一級品である。つまらない(=駄作)とだと思う作品は、ひとつもなかった。最初から最後まで、物語は重くて暗く、この作品に「笑い。」は一切必要ないといえる。特筆すべきは、飯田氏の「台詞回しの上手さ。」にある。(俳優の「静」(=俳優が、まったく動かない事。)の中に、どれだけ説得力がある台詞を入れられるかで、脚本の力量がわかる。

 しかも、この作品「THE OTHER SIDE」は、「オウム真理教」事件を、先取りしているのだ。宗教(この場合は、カルト教団だろう。)によって、洗脳される人間達を、見透かしているのか、見抜いているか。ともかく、この事件が起きる前に、この作品を世に送り出したという事は、飯田氏の「先見の目」があるという事だ。

 もうひとつ、特筆すべきは、配役ミスが無く、(無名な俳優でも)下手糞な俳優が、一人もいなかったことだ。当時の俳優が、現在も活躍していることが、何より嬉しい。

 この作品は、「直人」「直也」2人の成長物語であったと同時に、善⇔悪、光⇔闇、陰⇔陽などの、人間の本質、真実、に迫った、心に残る作品だったと思う。制作費に、お金をかけなくても、すばらしいドラマができる事を、証明してくれた。

 その後の「直人」「直也」は、実写でみたいところだ。「豊川悦司」「武田真治」の15年たった、2人を、今見るのはやはり、無理なのか。「飯田譲治さん、またこの2人の主演、共演で、お願いしますよ〜。」と言いたいところだ。
兄さん…頭が痛いよ ★★★★☆
アニメの方の話が某掲示板で話題になっていたので懐かしくなって
買ってしまいました。当時はストーリーがちゃんと理解できて
いなかったのですが、今見ると面白いですね。
トヨエツが一番かっこいい時の作品だと思います。
ナイトヘッドDVDボックス ★★★★☆
最近アニメ化されたので改めて購入しました。以前ビデオで全話見て、内容は知ってましたが、改めて見たら意外と地味な作りながら作品の奥深さを味わいました。個人的にはこの後の話が作られないかなと思います。変革がどんなものか見たいです。
ガンダムと攻殻とエヴァと ★★★★☆
ビデオテープ整理のため、ナイトヘッドを見ました。

エスパー能力・古代文明・オーパーツ系・SF・精神世界と、あの頃興味持っていた要素がふんだんに盛り込まれた作品だったんですね。
豊かになりすぎ、個人主義のもと、精神的に希薄になったバブル期以降の、社会問題と警鐘を唱えた作品だったと思いました。
それにしても飯田譲二は超常現象・精神世界をうまく取り入れたもんだ。
なんたって、2万年前のインパクト神話も取り入れてるんだから。

ここからが本題。
物にとらわれすぎている現代の物質文明を乗り越え、物はなかったけど精神的に豊かだったかつての精神世界を取り戻し、ニュータイプの出現をもって、新たな文明へと「変革」にたどり着こうとするのが、この作品の趣旨。
ガンダムでの「ニュータイプ」と同意語で、現人類とは違う能力を持ち合わせた人類のことである。
そこでは「ニュータイプ」による「変革」を否定し、現状維持を望む者との対立が生じる。
明治維新や大学闘争の60年代頃は、気概を持った者たちがいて、現状打破を実行するパワーを持ち合わせていたが、80年代以降の、とくに90年代は「しらけ」社会、すなわち何をやってもどうせ変わらない「あきらめ」が浸透し、「改革」なんてありゃしないと思ってしまった00年代に通じるものがある。
そして最終話に近づくにつれ、意識は肉体にとどまる必要はないと訴え、魂のみが四次元をさまよっていたり、ネットワークに入り込んだりと、91年発表の攻殻機動隊や、95年発表のエヴァとのつながりを感じるストーリーとなっている。(ナイトヘッドは92年発表)