1993年に放送され、話題になった「究極の愛の物語」が新たなキャストで復活。私立の女子高校に通う雛(上戸彩)は、遊びなれた親友の紅子(ソニン)と繁華街に繰り出した。ほどなくささいなことでけんか別れして、何気なく入ったゲームセンターで雛は郁巳(藤木直人)と出会う。その夜は彼の部屋で一晩を過ごすのだが…。
10年前の舞台である女子高も、純愛のテーマもまったく同じだが、「続」でも「パート2」でもない、新たなる『高校教師』。これぞ野島伸司節ともいうべき、ひたすらに美しく語られるモノローグとレトリックを駆使したダイアローグの言い回しは健在。主役のキャストは藤木直人と上戸彩に代わっているが、京本政樹が唯一、ドラマのキーパーソンである藤村先生役を再び演じているところがミソ。その妖艶なる名演は、ドラマのインパクトを一手に引き受けている。(麻生結一)
藤木直人さんの役者魂☆
★★★★★
藤木さんはドラマ中に使用された数式をきちんと理解した上で実際に書いたりする演技をしたそうです。
脚本や演出家がどれだけ望んでも表現者である役者の役作りへの真摯な取り組みがなければ、キャラクターの深みは増さないのかもしれません。
死と向かい合った数学教師。数式を解くことにより現実逃避する姿がよりリアルに表現されています。
リバイバル
★★★☆☆
名作ドラマリバイバルの先駆け的な作品だろうか?
以前のものと比べると重厚感が無いような気がする。
逆に言うと現代的なのか。
やはりこの年頃のLadyは年上の身近な異性に憧れるものなのだろうか?
途中、時計の針を追うようにリアルタイムな緊迫感を感じられる。
第2話のラストで正直驚いた!
★★★★☆
「高校教師」と云うタイトルでやや損をしている感がある。
第1話では上戸彩がいいなとか、ソニンも中々いい味出してるとか、演技派の蒼井優まで出てるし、それも水着シーンがあったりしてお得だなと思ったりもした。つまりストーリィというよりもキャストに魅力を感じていただけだった。
だが、第2話のラストで正直驚いた。プロを目指す物書きのはしくれとして、先行きの展開について創作意欲を痛く刺激される設定だったのだ。この先がかなり楽しみである。
その後も最後まで観たがおもしろかった。
(追伸)2009.3 蒼井優をもう一度観たいと思い第1話と第2話が収録された第1巻を3年ぶり(ツタヤディスカスで2006年4月にレビューしているからその位だろう)に借り直してみた。このドラマでの蒼井優は目を見張るほどの演技ではないが、今よりふっくらしていて泳ぎもきれいだし水泳部部員役としては不足の無いものだ。第2巻以降を借り直すかどうかは現在考慮中(笑)
上記のレビューで述べた第2話ラストに関する感想は今回も変わらなかった。上戸彩と藤木直人の抑え気味の演技は悪くない。特に彩ちゃんのみずみずしさに再感動した。
何度も繰り返し見ました
★★★★☆
藤木さんの演技が凄くて、惹きこまれてしまったドラマでした。
上戸さんも可愛らしく、魅力的で、今どきの高校生だなと思いました。
愛でも恋でもないかもしれない、それでも・・・。
とてつもなく深いドラマでした。
見るたびに気づかされることがあり、
見るたびに藤木さんの演技に惹きこまれました。深いんです。
何度も繰り返し見ると、細かい表情の演技に驚きでした。
気持ちの変化や葛藤、それぞれの想いが改めてわかります。
上戸さんも演技上手でした。
それと、ホストの役の方も。
最後のヘリコプターの中で雛を見つめ呟いている湖賀先生の表情が、目に焼きついて離れません。
依存と言うテーマは少しインパクトが無かったかもしれません。
だけど、昔の高校教師よりはリアルでした。
最終話、ちょっと京本さんのシーンが長すぎて・・・。それに死んじゃうのも、ちょっと・・・。
そのせいで湖賀先生の死が薄くなった気がしました。
京本さんは好きですが、ストーリーとしてはちょっと・・・。
なので、☆一つマイナスかな^^;
とにかく、二人が出会ってから過ごしていく日々がとても素敵でした。
そして、その幸せな日々を、愛する人を、失いたくなくて、葛藤し苦悩する湖賀先生。
死と言う逃れられない運命を知り、
残される人の気持ちを想い、
いろんな事に我慢してきた湖賀先生を、
唯一わかってあげられたのが雛。
それはある実験の成果でもあったわけですが、これはとても共感できました。
もし、私の最愛の人が余命半年と言われたなら・・・。
自分が経験したことが無いと愛する人の苦悩がわかってあげられない。
きっと、湖賀先生は最期は本当に幸せだったと思います。
自分の気持ちを鏡のように理解できる人がいたなら・・・
これほど幸せなことはなかったと・・・
本当に切なくて、素敵なドラマでした。。
何がなんだかさっぱり
★☆☆☆☆
全然魅力ないですね。藤木直人演じる教師が余命短い設定なんですが同時期に天下のSMAP草なぎ剛が同じ短命の教師役で視聴者を泣かせてしまったため藤木は損したな…。「元気ハツラツゥ」上戸彩は暗い役が似合わないしソニンを追い詰める成宮寛貴や蒼井優も若くて可愛いので93年版に持田真樹を追い詰めた京本政樹のような威圧感はなく恐怖は半減。若く美しい藤木に執着する真野あずさの気持ち悪さだけが印象に残っています。