人により意見わかれる作品
★★★★★
人により意見わかれる作品だと思うけれど、自分は☆5つ。
書き方は、群像劇。かなりの数の登場人物の目線で語られる小説。
話の雰囲気は、上質なB級マフィア映画。
自分的には、ラノベ好きの人より、B級映画好きの人に読んで欲しい小説。
貴重な群像劇
★★★★★
この作品はも白かったわ。
内容的にも斬新な感じがして、一般の日本の娯楽小説でみるような既見感がない。
人物も魅力的だし、最終的に救いがあるし、読んでいて、最終的に爽快感を
感じましたね。
こういう群像劇ってけっこう書くのが難しいと思うんだけど、
緻密に構成をくみあげていって、最後にそれが一つにまとまる、みたいな
すごくまとめ方が奇麗で、ほんとうにこの人は小説を書くのがうまいなあと
思いました。
こういう作品は好きです。
映画のようなストーリー
★★★★☆
特定の主人公がいないのがこの作品の特徴ですね。
しかも、登場人物の数がとても多いことが注目点です。
慣れないうちは、あまりの人物の多さに戸惑うかもしれません。
自分も最初は少し混乱しましたが、自然におぼえてしまいます。
映画を見ているような感覚で、緊張感を持って読み進めることができます。
1つのシーンごとに重要な伏線が入り、ラストへ向かって収束していきます。
視点が入り交じっているのに、綺麗に1つの物語として完成する力は見事だと思いました。
結末の意外性もこの作品の肝ですね。
新しい視点から楽しめる作品を探している人にはお勧めの一冊です。
題名どおり
★★★★☆
リズムが良い。
題名どおりのバカ騒ぎ・・・登場人物が多くても苦痛にならない、小気味よさ。
読書に疲れたときの読書用といいましょうか、
あっというまに、読み終わるが、読後感も爽快です。
そんなに面白くは無い
★★★☆☆
ストーリーについて言及すれば、言われるほど面白いとは思いませんでした。
群青劇ということで様々な人物の思惑や心理が交錯し収束に向かっていくというお話。
衝撃や感動も覚えることなく読了しました。
このままでは星一つなのですが、僕がこの作品において評価したいのは文章です。
一見稚拙でレベルの低い文章に見えるのですが、実際はとても計算された文章であることがわかります。
流れるような文章なのです。脳裏にアニメーションが映るような感覚でした。
その点においては作者の力量に驚かされました。
まだ若いのでこれからの活動に期待したいところです。