気楽に母乳育児を続けるために
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出産時に友人に勧められたものの、手にするまでは至らず、生後4ヶ月での復職を機に購入しました。
現在は仕事で離れているときはミルク、一緒に居られるときは母乳と混合にて育児を行っています。
出張なども含めて仕事をしながら母乳育児を続けられればと思い、読みました。
基本的には母乳育児推進の産院で指導を受けた内容と大差ありませんが、事例が多く書かれているので参考になります。
退院直後、実母が混合を強く薦めてきて精神的に追い詰められたのですが、そのときに読んでいれば心強かったと思います。
気になる部分だけ参考するなど気楽に読んで良い本だと思います。
母親達の知恵の結集
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昔から日本のお産婆さんから母親達に脈々と伝えられてきた、「母乳で子どもを育てる上での知恵」の集大成といえる本だと思います。
巷では、現代特有のピントのズレた”子育ての常識”が蔓延していますが、この本を読むことで「ああ、こんな簡単なんだ、これでいいんだ!」と楽になるお母さんが増えればいいなと思います。
山西先生も、そんな意味をこめて、「もっと自由に」というタイトルをつけられたのでは、と思うのですが。
(ちなみに、3人の子どもの離乳食期を終えた経験から言えば、噛み砕いたご飯をあげても子どもにはなんら問題は出てませんし、虫歯とも無縁です。たくあんのことは、添加物の少ないものを選んだ上で、一度にあげる量を気をつければ良いと思います。例えば、瓶詰めの離乳食をプラスチック製のスプーンであげるよりは、ずっと良い食事なのではないかと思います。)
ところどころに古さを感じます
★★☆☆☆
全体としてはいい本なのかもしれませんが、離乳食として母親が口で噛み砕いたご飯をあげるとか(母親の口内雑菌がうつる)、たくあんをあげるとか(悪くはないかもしれないが、塩分がつよすぎ)に疑問を感じます。作者が高齢であるためなのかもしれませんが、他の点でもところどころに古さを感じます。この本一冊だけでは不安がおおく、いろいろな本を読んで情報を取捨選択しなければなりませんでした。
私の救いになった本です
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それほど出産前は「母乳絶対派!」ではなかったのですが、病院では全然吸ってくれず、おっぱいのケアは十分受けられず、硬く腫れ上がった乳房をぎゅうぎゅうに絞られ、
「こんなに痛い目にあわせやがって、おっぱいやめてやる!」とまで思い始めた自分がいました。
でも、やはりおっぱいがあげられないというのは、なんだか女性を否定されたようで悲しいものです。
困ってネットをさまよっていた時、この本を知りました。
そして。。。読んだら涙が出ましたよ。
「痛いおっぱいマッサージをする看護婦には、医療暴力だからノーといおう!」と。
母乳育児界というと、産婦人科医VSおっぱいケアをする助産婦で大きく別れてまして、お医者さんとかの本だと「マッサージなんて、無用の長物」とけなしてます。
そして助産婦さんたちというと桶谷そとみさんとこの著者がマッサージを含むケアをする母乳育児応援助産婦さんの2巨頭ってとこでしょうか。
「乳房管理は、技術をもった助産婦が行う」という桶谷式に対し、お母さんが自分で自分と赤ちゃんの生活を管理することを勧めています。こちらの方が、桶谷式よりすこし緩くて、時代に合わせてると言う感じかな。
自分でできるセルフケア・お世話が具体的に書いてあり、しかもつらかったらこうすれば?などの「抜け道」もアリです。
出産後のキツい体には、これは泣けますですね。
母乳を続けるにはコツがいる。
昔は近所や嫁・姑間でその[コツ」と伝えたのでしょうが、いまはそういう異世代女性観のつながりの希薄な時代。
ぜひ、子供を産む前に一読を。
ほんとかよ!?って思っても、やってみたらそのとおり治ったりするから不思議です。
自律心のしっかりした方なら、これだけで順調なおっぱいライフに入れると思います。
自由を手に入れた本
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昨年5月に出産し今年5月に職場復帰予定の1児のハハです。
職場復帰後、母乳育児を続けていた同僚は、昼休み中に搾乳したりで大変そうで、自分にもできるか心配していたのですが、この本には、昼間搾乳しなくても圧抜きだけでやっていけること、また、3週間家をあけるような出張の多いお母さんでも母乳育児ができる例など、いろいろな状況に応じて母乳育児は可能なのだということを教えてくれます。
また、おっぱいトラブルの手当て法や、栄養、離乳食のことにまで幅広くフォローされています。母乳育児を目指す方にとっては、きっとあらゆる不安が軽減(私は激減した)すると思います。
この本は、山本ふみ子著「子どもと食べる毎日のごはん」(←子育て中の方、オススメ!疲れていてもココロがいやされますよ♪)という本で紹介されていて、購入しました。