感動した
★★★★★
障害を抱えながら必死に生きていく姿に感動しました。
耳が聞こえないのにホステスをやる、特にコミュニケーションを必要とする仕事なのに。
それでも彼女は、お店のNo1ホステスになる。
人と人のつながり方を新たに考えさせられる作品でした。
暗闇の中の光
★★★★★
斉藤理恵さんの事は金スマで特集してたのを見て少し前から存じあげていました。 立派な方がいるなと。 そして人気絶頂期の北川景子を起用してのドラマ化。きっと二時間では語り尽くせないほどの壮絶な人生だったんだろうなぁと思いながら観ていました。 俺も7年前に突然、白血球の異常からリンパ節の病気になり今は右耳が、ほとんど聴こえなくなってしまいました。今も大学病院に通っているが、その病気(リンパ腺の腫れ)、もういつ悪性腫瘍になるか分からない状況だと去年、医師に告げられた。もう俺は夢も希望も持ってはダメなんだと自暴自棄になった時期もあった。 あれから7年。発症当時、仕事は失い、友は去り女は逃げ、見た目から差別も受けてきた。再就職も、なかなか決まらない。何もかも失った。そして何もかも捨てた。 でも、だからこそ今がある。何となく新しい暮らしを見つけつつもある。明確な目標は、まだ見つけられずにいるが明るく暮らす事だけは忘れないで、まだ生きている。 そんな人々へ勇気をくれる作品だった。
ドラマで原作を知りました。
★★★★★
1月に放送されたスペシャルドラマのDVDです。
お恥ずかしい話、北川さんがこのドラマに出るまで原作者の斉藤理恵さんを全く知りませんでした。
勿論、ドラマの後に本も読みました。
障害者を扱った作品はどうもお涙ちょうだい的になりがちですが、
この作品は障害者だからと言って手をかけて愛情たっっぷりに
育てられたこれまでの主人公と一線を画している。
主人公は決して甘えを許されず、厳格な母に厳しく育てられる。
聴覚障害でありながら普通校に通う。
落ちこぼれてグレる。
家を飛び出す・・・・。
お分かりのように、主人公は障害者として育てられていない。
一人の人間として母は心を鬼にして生きる術を叩き込んでいる。
ホステスゆえに出来てしまった母と子の深い溝。
主人公に台詞が無いことが作品全体の雑音を消して
ダイレクトに心に響いてくる。
ホステスと言う職業を見る目も変わった。
多かれ少なかれ人は壁にぶつかる。
この主人公の壁は高くて分厚かった。
それでも壁は越えられる。
この難役を演じた北川景子さんの演技に惹き込まれます。
春だし、新たな一歩を踏み出す方。家族と疎遠になっている方。
雑音が煩わしい方。勇気がほしい方。
必見です!!!