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虚構(バーチャル)戦記研究読本 兵器・戦略篇

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 光人社
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マジメな虚無 ★★★★★
架空戦記という、すでに終わったジャンルの考察本。架空戦記にありがちな兵器、戦略のif(例えば真珠湾攻撃の第二撃)をあげ、何をやっても結局は史実に近い線で落ち着くであろうという結論に至る。非常にマジメに書かれた本だと思うし、読んでいて楽しめるのだが、読後に一抹のむなしさを感じるのも確か。太平洋戦争は、何をしたところで、なるようにしかならなかった戦争にすぎない。だとすれば論じても仕方がないというニヒリズムに陥ってしまうのが難点である。
誠実な本 ★★★☆☆
兵器・戦略編と、戦術・作戦編を買いました。
一時は粗製濫造状態に近かった、仮想戦記モノが陥りやすい
ifの設定の誤りを誠実に書いています。
九一式徹甲弾の評価など「言われりゃそうだよなあ」という
部分もあり、スムーズに読めました。
脚注が詳細なのもよろしい。

でもって、苦言を呈します。
誠実すぎてつまんないんですよ(笑)
おそらく、類例のない書であることは評価します。
ただ、if設定の誤りの指摘と、正しい歴史解釈を
並べるということは、つまり正史を書いてるだけじゃないのかと。

ここはひとつ、作者が著者紹介で書いているように
「つぎつぎに戦記、仮想戦記を読み漁るが、それらの内容に
関して抱いた疑問、不満を解消すべく」
という原点に立ち返っていただきたいのです。
どうするかって?
仮想戦記モノの実名を挙げて、片っ端からなで斬りにすればよろしい。
すでにそういう真面目な批判の書があります。
ただ、初心者にはいささか、敷居が高い。
ですから「トンデモ本の世界」のノリでやっつけて欲しいんですよ。
次回作では是非、具体的書名を挙げつつ「ぎゃはは!」のノリで書いてください。
『歴史の後知恵』に対する批判 ★★★★☆
太平洋戦争に少しでも興味がある人なら誰でも知っている戦艦大和や零戦、あるいは仮想戦記モノに頻繁に出てくる新兵器に関する『IF』を検証した読本。

著者は当時の世相・常識等を無視した主張を『歴史の後知恵に基づくもの』と厳しく批判し、それら主張にひとつひとつ反駁を試みており、ほかにあまり例のない独自の内容となっている。日本人にとっての大事件だった太平洋戦争から貴重な教訓を得るためにも客観的な分析は不可欠で、この本はそのような分析の入門書として手ごろである。