色々問題はあるが
★★★★☆
企画自体はとても面白い。
今までこんなインタビュー形式のマンガは見たことなかったし、内容も色々掘り下げられていて良かった。
登場する人物も知っている人はこんな一面があるのかって思ったり、知らない人はこういう人なのかと感心したりする。山田さんも事前によく調べている上でインタビューしてるみたいだ。
ただ難点があるとすれば、一部(?)にバリバリの左翼や活動家が紛れ込んでいること。辻本清美とかグリーンピースとか取り上げられているが、著者がリベラルなので仕方ないのか。
基本的に山田さんは本人を否定したりネガティブな事は言わないので、登場人物は皆いい人に見えてしまう。だから何も知らない人が、勘違いして活動家にならないかちょっと心配。
内容を余り鵜呑みにはせず、興味があったら自分で調べた方がよいと思う。あくまでこの本はきっかけにすべき。
まぁ以上のような点に気をつければかなりの良作。
洗脳されるのが嫌ならば、事前にゴーマニズム宣言を読むべし。それで問題解決します。
漫画格言集
★★★☆☆
「夢想家でリベラリストで無力で愚痴ばかりの漫画家」が1対1のインタビューをする作品
1話は自分にインタビューという特殊な形式している
ファンなら楽しめるが、それ以外の人に対して「絶望に効く薬」にはならない
対談は著名人が相手になり、良い言葉が多く出てきている
また回を増すごとに品質は良くなっている
10巻以降は星4か5をつけるべきだが
「主人公」が鼻に付くので星マイナス1
対談相手が芸能、リベラルよりの人が多く、偏りがあるので星マイナス1
頭の悪いプロ市民本
★☆☆☆☆
連載でいくつか心に刺さる話があったんでまとめ買いしてみたが、あーこりゃだめだわ。
辻本清美とか柳美里とか出してるのは論外ね。
「偏見を持たずに自分で考えよう」なんて端々で言ってるくせに、
「日本人は」「若者は」「学歴エリートは」のオンパレードでおなかいっぱい。
第一、作者と組んでる小学館の社員の最終学歴はどこかね?
辻本清美を賛美してるあたりで猛烈に読んだことを後悔した。
面白い話はゲストが面白いのであって、山田ではない。
売るのもめんどくさいので次の日に捨てた。
こういう価値観でいいのか?
★★★☆☆
この作品の23ページにある苦行のような6年間男子校のドーテー生活は・・・・
とか、他の作品でもSEXすることが良しとするような表現がこの作者には多いような気がする。
別にしちゃダメだとは言わないし、自分が童貞と言うわけではない。小学校から彼女はいたけど、なんか世間一般で言われている恋愛・結婚が幸せ、付き合った異性の数が多いほど魅力的というような価値観を奨励しているような気がする。それだったら、恋愛すれば絶望から抜け出せるでしょ、恋愛マニュアル漫画でも描けばと言いたい。
そういう世間並みを超えた価値観がなければ、絶望には効かないのではないか?
長島一由さんのところでも、学歴・社会的な地位・若い奥さんをもらっているなど、物欲丸出しの価値観で絶望に効く薬を見つけ出せるのか?そこらへんの成功マニュアルと違わないものができるのではないのだろうか?
「そして、ぶざまに戦え」
★★★★☆
自己啓発系に含まれるかどうかは分かりませんが、
この手の本でマンガという表現方法を用いた本を読んだのは、
この本が初めてでした。
作者の心の叫びのようなものはひしひしと伝わってくる一方で、
どうしても「軽さ」のようなものを感じてしまいました。
多分マンガという表現方法の影響もあるのだと思います。
そのおかげと言ってはなんですが、
気軽に読める感じは良かったです。
本編のマンガよりも、
マンガとマンガの間にある文章の方が、
ぐっとくるものがありました。
自己啓発系として読むなら★★★☆☆
マンガとして読むなら★★★★★