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ローマ教皇―キリストの代理者・二千年の系譜 (「知の再発見」双書)

価格: ¥1,620
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創元社
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キリストの地上の代理者、世界最古の職制 ★★★★★
とてもわかりやすく、詳細に、ローマ教皇の存在意義と歴史が解説されている良書だと思いました。
カラー写真、カラー図と資料が多く使われていて、各章が私のように知識の浅い人間でも投げ出さないようなつくりになっていて、読みやすかったです。
イエスとペトロとローマ教皇〜発展の時代・危機の時代・革命の時代〜2000年の歴史を超えてまでの各章のどの章も非常に興味深く読めました。
ローマという街がカトリック(普遍的)なキリスト教会の街として発展していった理由、東西ローマ帝国の分裂、ローマが遷都による危機を乗り越えてきた理由等、とてもわかりやすかったです。
資料編では、歴代教皇表、(初代教皇からヨハネ・パウルス2世まで)、ヴァチカンの組織図、ヴァチカンでの生活なども掲載されています。
絵で見る十字軍物語と十字軍―ヨーロッパとイスラム・対立の原点 (「知の再発見」双書 (30))と同時購入しました。
教皇という権威主義 ★★★★★
二日にヨハネ・パウロ2世が亡くなり、教皇の関連本が多く出ることだろう。
この本は、「ローマ教皇」という存在が、なぜ二千年ものあいだ、継続し、カトリック教徒の敬愛を集めてきたか、一冊で簡単な百科事典なみの解答を用意している。

著者がイタリア人、おそらくカトリック教徒だろうから、異教徒の者に読みやすいかといえばそうではないが(こっちは生活に根ざしたカトリックの信仰をまるで知りませんので。)、ヨーロッパの強国と肩を並べ、その宗教的権威故に軍なしでも最強の存在であったという、歴史が語られる。
しかし、世俗とまったく離れていたのではなく、教会大分裂の時代や、権威だけを強国にいいように使われコケにされていた時代もある。
ことさらに「神秘」を強調しないのが、この本のいいところだろう。