主人公のアキラは、物語中に語られるユラばあさんの話から見ると、とんでもない悪ガキらしいのですが、私には本を全部読んでも素直なふつうの男の子、という印象でした。もっとぶっとんだキャラクターでも面白かったかも…。
ドキドキワクワク、は少ないですが、ほんわかと楽しめる本です。
さて、この「だんだら山のバク博士」ですが、あきらが、現実から夢の世界へいとも簡単に入ってしまうところが面白い。現実に存在する人が夢の中に出てきたりします。だれしも、夢は持っています。もちながらも、現実に押されて、夢を見られなくなってる人も多いのでは。ああ、ゆめっていいね。
夢の中のバク博士から色々なことを教えてもらいます。けれど、バク博士って一体だれだったのかなあ。