大きなザトウクジラと小さなかたつむりのものがたりです。

クジラというキーワードで大人の本を検索していたらあまりにも綺麗な表紙イラストの本書を見て、
値段も安く、つい買ってしまいました。２回声にだして読んでからこのレビューを書いています。
「スネイルとホエイル」というタイトルからずばりご推察通り、最初から最後までライム（韻）を踏み通しています。しかも、iambic（弱強）のリズムがあまりに心地よくて、オアシスのような一冊です。

ことばは主人公たちが冒険する大海原と同じくらい、とても豊富で、たくさんでてきますが、どれもがとても身近な生活語ばかりで、それでいて、いきいきした、上質な英語なので、意味が分かると分かるまいとに関わらず、小学校や中学の子たちにはこういう英語から習い始めて欲しいなという感じの良い本です。また、イラストも良いです。しかも、ちゃんとした起承転結のある物語なところが、更に良いです。

ネイティブの友達にヴォイスレコーダーに録音してもらおうかと思っています。

実は届いたとき、思ったよりも大きく、そのわりにはぺらぺらしたうすい本だったので、ちょっとがっかりしたのですが、ページをめくるとそんな気持ちが吹き飛びました。

I absolutely love this book. It is a classic tale with a friendship reminiscent of Wilbur and Charlotte, though expressed in much fewer words. This is an exceptional book with beautiful illustrations and a wonderful story - perfect for all ages. The adventurous spirit and courage of our tiny hero is remarkable, proving that even the smallest of us can make a huge difference in the world. This is truly a prize book for my collection, and one I will enjoy reading again and again for years to come.

J.H. Sweet, author of The Fairy Chronicles