いろいろ真空管の製作の本が出ていますが、お奨めは、
・はじめての真空管アンプ―クラフトオーディオ入門
・真空管アンプ製作ガイド
・情熱の真空管アンプ
この三冊に収束しました。

キットや雑誌の記事通りにそのまま作るためには便利なガイドブック。

製作については写真も多く、学んだことは多い。しかし、表紙に「部品購入から設計・製作・測定までのノウハウ満載」と書いてあるけれど、真空管の動作の決め方について情報が足らないので、これで設計は困難だと思う。製作などテーマによっては細かく書かれていて重宝したので、とりまとめ方が下手なのがもったいないと思う。

刊行当時のトランスのスペックが載っており、古い製作記事を読む時に理解の助けになることがある。

エレクトロニクスの発達した現代において真空管は過去の遺物の様に扱われていますが、はたしてそれで良いのでしょうか？この本はそのような現代社会に対するアンチテーゼから始まり・・・ではありません、初心者にも無理無く真空管アンプの製作を楽しめるようになっています。ぜひ自分の手で作り上げたアンプで音楽を聴いてみませんか？