第二次世界大戦のポーランドのWarsaw。ナチによって引き裂かれた家族は、それぞれに母の故郷であるスイスを目指す。
　
　父は逮捕された刑務所から脱走し、ナチに捕らえられた母は行方が分からない。
　廃墟の町で暮らす子ども達は、ある日、Janという少年と出会う。その少年が大切に持っていたのが、父が少年に託した銀の剣（ペーパーナイフ）なのだ。
　そして、Janから父がスイスで待っていると言っていたことを聞いた子ども達は、スイスを目指して旅立つ。そこには様々な困難が待ち受けているのだが、・・・・。
　Janという少年の設定が良かったと思う。彼と犬との関わりに、やはり、最後には涙ぐんでしまった。
　
　

ストーリは大戦後の欧州。ナチスに両親をさらわれた３人の
子どもたちが両親がいるであろうスイスへと向かい旅をする。

絶望的なムードの中、互いを励まし会いながら旅を続ける子
どもたちの物語。タイトルでもあるシルバーソードとは子ども
たちの父親が所持していたペーパナイフのこと。このシルバー

ソードが不思議に家族をつなぎ止める。父親が所持していた
はずのシルバーソードが脱獄少年へと渡る。この少年が子ども
たちと出会い、ともに旅をする。しかし、この少年は道中問題
を起こし続ける。

といった感じにストーリは展開される。

本書は「Oxford Bookworms Library Level4 1400 words」の
シリーズである。