なかなか一筋縄ではいかない絵本
★★★★☆
現代の王室関係者にも読ませたい一冊である。
ストーリーとしてはシンプルな身分逆転ものの亜種だが
題名の奇抜さ、ふとっちょおばさんの機転や
ウェルメイド劇に近いユーモアなど
なかなか一筋縄ではいかない絵本である。
変なタイトルだけど一回読んでみてください。
★★★★★
小学生の時、児童書専門の私設図書館に毎週本を借りに行っていましたのだが、とくに気に入って、なんども借りた本がこれです。
みしのたくかにと、っていったい何?
子供の時に読んだ時は、持病があったので、励みになり、大人になった今では、子供は元気が一番、と感想は変わりましたが、昔も今も大好きな本です。
子どもの育て方を知るにはもってこい
★★★★★
へんなタイトルに引かれるが、話にも風刺が込められていておもしろい。こどもが読んだあとで、「これなんとよむか」と何度も口ずさむけど、大人になると頭が硬くて意味不明のタイトルが判らなかった。しかし内容は読めば引かれていく、とにかくたのしみな本であった。
王子と物知りなおかみさんのがでてくる話。おかみさんは、子どもは元気に遊ぶものだ!と思っていたので、王子の顔をみたとたんに、しっかり遊んでいなとい見抜く。王子が病気でも、同じ年代の子どもたちと走り回れば元気になるとはうれしい話。小さな頃から塾やお稽古ごとに通わせる現代の親にこそ読ませたい本である。子どもの育て方を学ぶ1冊である。
子どもたちと遊べるようになった王子様、本当によかった!
★★★★★
小学生の頃に好きで何度も読んだ本の改訂版です。大きくなっても時々思い出していたほど、心に深く刻まれてました本でした。「とにかくたのしみ」と書いた札を逆さに読んでしまったところから始まる大騒動で、そのおもしろさもさることながら、きゅうくつな生活にいやけをさした王子様が、反抗し、最後には近所の子どもたちと楽しく遊べるようになるようすがほのぼのと書かれているところが、好きでした。絵も物語の雰囲気にぴったりで、最後の方の、王子様が小川のそばの草地で近所の子どもたちとサンドイッチを食べる、見開きの一枚の楽しげな絵が、この物語のすべてを語っています。今回収録されなかった話も、ぜひ読んでみたいと思います。