自立心、勇気がほのぼのとはぐくまれる感じ
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子どもが保育園で読んでもらって夢中になった本。
家でもせがまれて、わたしも数日かかって読み聞かせました。
おさない弟のいい間違いの数々は、子育ての中でどれもおもいあたる経験があり、子どもも大人もくすっときます。
怖いけど知りたい、面倒だけど仲良くしたい、
へんなことがおもしろい、できないことがかわいい、
そういう気持ちのあちこちをくすぐってくれる本。
子どもと大人の距離を一気に縮める感じがします。
わたしにも子どもにも大事な1冊になりました。
笑わずに読み聞かせできる人は絶対にいない、ほのぼの大傑作!
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五歳のてつたくんと三歳のみつやくんは、近くの森で黄色と赤のシマシマの「でっかいたがも」(みつやくんは、たまごと言えない)を見つけます。それから生まれたのが「へなそうる」。身体はとっても大きいのに、まだ赤ちゃんだからとてもこわがり屋さん。そして、てつたくんを「おにいちゃん」と呼び、みつやくんがおにいちゃんのまねをするように、みつやくんのまねをする。もちろん、分けてもらったおにぎりにご満悦の、食いしん坊でもあります。
てつたくんの勇敢さや優しさ、みつたくんの一生懸命さに、へなそうるのオバカさが加わり、読み聞かせは不可能! こんなに笑わせられた本は初めて! なんでもまねしたい年頃だから、おたまじゃくしは、みつやくん「おぱまじゃくし」、へなそうる「おぱまじゃくじゃく」になり、三人の会話はどんどん飛躍的にずれ(子どもの会話ってそうですよね)、へなそうるは「はやくパパたべたいなあ!」と言い出すしまつ。でも、この本の素晴らしさは、子どもだから口が回らない、と笑わせるのではなく、日本語っておもしろい、と気付かせてくれる点にあるのです。
ママの作ってくれる簡単な「おべんと」など、展開されているのは普通の風景なのに、隅々にまで愛情と配慮が注がれていて、幸せな気持ちになってきます。
ついでに、山脇百合子さんが描くへなそうる、見覚えがあるなと思ったら、エルマーのりゅうと色違いのよう。エルマーの訳者さんとこの本の作者さんは同じ人なので、ヒントをもらったのでしょうか。
日本語の音のおもしろさ、子どもの発想の自由さに、おなかがよじれるほど笑える、楽しい楽しい、最高中の最高のお話です。
なつかしい本に再会
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こどもの頃に大好きだった本が、いまだに何冊か実家に残っているのですが
これもそのうちの一冊です。
娘に読み聞かせようと思って、25年ぶりに引っ張りだしてきて
あまりに細部までちゃんと覚えている自分にびっくりしました。
みつやくんとてつたくんのママが作ったいちごのサンドイッチが
とてもおいしそうで、どんな味かとずっと想像していたことや
森で出てくるライオンの絵が本当のライオンっぽくなかったことや
いろんな記憶があふれ出してきて、うれしくて涙が出てきそうでした。
娘は、へなそうるのしゃべり方がおもしろい!!と言って、笑いながら聞いていました。
私も娘も、この本を読むと毎回おべんとうが食べたくなってきます・・・。
ママが作るおべんとうが、本当においしそうなんですよね。
へなそうるがかわいい
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小学校の時に読み聞かせをされたことのある
懐かしい作品です。
3さいのみつやくんのせりふがとてもかわいくもあり
ほほえましいです。
それよりも印象に残るせりふは、へなそうるの
「たがも、じゃない。ぼか、 へ な そ う る。」
のところです。
そしてへなそうるの思い描いているかにのイメージも
また楽しいのです。
あんな生き物いたら、正直怖いですけどね。
小さな子供に読み聞かせるのには
とてもいい本だと思います。
こうでありたい冒険心
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てつたくんは 五さいで ようちえんに いっています。
みつやくんは 三さいで ようちえんに いっていません。
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五さいのてつたくんと、三さいのみつやくんが、
“しょっぴる”と“ちじゅ”もって、でっかい“たがも”をみつけます
『こどもの こどもの目からみた こどもだけの世界』
それは 懐かしくって楽しくて もう一度過ごしたい冒険の日々
こどもの時なんどもなんども読みました
おかあさんのおべんとうも とってもおいしそう!!(^^)
いちごをとんとんときって、はちみつをとろとろとろっとかけたサンドイッチ
たらこをやいてほぐしてごはんにまぜて、きゅっきゅっきゅっとにぎったおにぎり
☆絵は「ぐりとぐら」でおなじみの やまわきゆりこさん です