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幕末の天皇 (講談社選書メチエ)

価格: ¥1,680
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: 講談社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:藤田覚/著 出版社名:講談社 シリーズ名:講談社選書メチエ 26 発行年月:1994年09月 関連キーワード:バクマツ ノ テンノウ コウダンシヤ センシヨ メチエ 26 ばくまつ の てんのう こうだんしや せんしよ めちえ 26、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253
江戸末期になぜ尊皇思想が高まったかわかりました ★★★★★
 徳川幕府の成立以来、後水尾帝と幕府の確執などのごとく禁中公家諸法度や京都所司代などでがんじがらめに抑圧され、貶められた筈の朝廷が、なぜ幕末頃には幕府から開国の勅許を求められるほどに権威が高まったのか? かねてよりこのことが私には不思議でしたが、この本で疑問が解けました。幕府丸抱えの生きたひな飾り同様だった京都朝廷が、徐々に徐々に権威を付けていき、最後は王政復古に至るまでになった過程がよく分かります。それにしても松平定信は、自分の将軍教育が将来の幕府崩壊につながるとは夢にも思わなかったでしょうね。
出色の天皇本であり幕末本です。 ★★★★★
幕末の萌芽は、閑院宮家から出た光格天皇にはじまる。歴史ファンには常識だろうが、「天皇」という称号は平安時代の村上天皇以降900年も絶えていたのであった。それを復活させ、慎重に王政復古に至る地ならしをした光格天皇。そして光格天皇の孫で、攘夷に凝り固まった孝明天皇。2人の天皇の知られざるエピソードを丹念に掘り起こし、天皇像を探ることで、はからずも、幕藩体制、近代天皇制の本質を示唆している。丁寧な語り口で疑問を解きほぐす本書は、歴史好き、幕末好きならずとも驚き、かつ楽しめる1冊であります。