舞台はスイスの湖が綺麗な町ヴェヴェー。ここでウィンターボーンは自由奔放なアメリカ娘デイジー・ミラーとであう。デイジー・ミラーは、その奔放さゆえにまわりから良く思われてない。彼女に惹かれた主人公ウィンターボーンは、彼女はただ誤解をうけているだけだと、思いたがる…。
ウィンターボーンの心の揺れ動きが丁寧に描かれてとても面白い。
ヘンリー・ジェイムズは、複雑な文体で知られているが、この作品は比較的シンプルで読みやすい。