貧乏な少年は学校の歌の時間が好きだった。やがて
学校を卒業したが、進学せずに農場へ仕事に出かけた
先で、ピアノを見つける。そしてかれはピアノに魅せられて…。
幼い頃にピアノがなくて、お友だちの家で弾かせてもらって
覚えた自分と気持ちが重なって読みながらついつい応援して
しまいました。
環境のせいで出来ることが限られる中、本当に自分に似合った
ものに出会うまで、時間がかかるし出会えないかもしれません。
でももしかしたらどこかに自分の才能が埋もれてしまって
いるかもしれない。そんなことを考えさせられました。
何でも手に入る日本では考えられないかもしれませんが、
もう一度自分を振り返るにも充分な一冊といえましょう！

　オックスフォードブックワームシリーズ
（レベル２：基本語彙700）の一冊。

　主人公である大ピアニストは生誕80歳記念コンサートの
当日に新聞記者の訪問を受ける。

　彼はインタビューと言う形を通じて音楽と出会った
そしてピアノを引くことになった頃の自分を回想するの
だった……

　勘の鈍い人でも、これだけで展開が読めそうな
お話です。

　が、其処に至る主人公を始めとする登場人物の
心の動きや場面場面の情景はしっかりと描かれています。
ハラハラドキドキ（笑）する展開ではないですが
物語にしっかり引き込まれて最後まで一気に読んで
しまいました。

　世知辛い世の中だからこそ、たまには心が
「ほっとする」お話を読んでみるのも宜しいのでは。

表表紙を見るとちょっと怖い感じかしますが、本の内容としては、とってもほのぼのとして心温まる感じがします、何も取り得がない少年が農場の就職します、ある日の暑い夏、少年がガレージの整理をしていると一台のピアノと出会った事から彼の人生は変わって・・・最後はホットします。

基本単語700語に制限された英語学習者向け書籍です。
レベル2に位置づけられています。表紙の印象とはまったく違うお話です。
何の取り柄もなかった農場の少年が、偶然納屋で見つけたピアノに夢中になります。最初は周りの理解も得られず、ピアノを置く場所にも悩みますが、良き理解者を得て小学校の先生からピアノのレッスンを受けられるようになります。最後にはコンクールに出場しますが。。。
若干「ありえねー」ってところはありますが、登場人物は皆心優しい人ばかりで、読後にとても心温まる物語です。
巻末の単語表や読後の課題は英語学習に役立ちます。お勧めです。

ペーパーバックを始めたばかりで多読の練習用として読みました。
レベル２で７００語制限のものですが、登場人物も明快、表現も分かりやすく
大変読みやすい作品だと思います。
ストーリーは、貧乏でさえない少年が、通っていた学校を止めて牧場で働き、
掃除をしていた倉庫で眠っていたピアノに出会い、ピアニストの道へと進んで
ゆく姿を描いたものです。

殺伐とした場面や悪役的な存在はありませんが、人々がとても暖かに描かれて
いて安心して読み進めることができます。リラックスしてコーヒーでも飲みな
がら読むのも一つの楽しみ方かもしれません。是非おすすめします。