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The Globalization Of World Politics: An Introduction to International Relations

価格: ¥4,032
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Oxford University Press
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内容豊富で新しいが、統一を欠いた雑居的教科書 ★★★☆☆
多くの評者がすでに指摘しているように、非常に豊富な内容をもつ本であり、国際関係研究の大半の分野が網羅されている。頻繁に改訂がなされ、最新の情報が盛り込まれていることも本書の大きな強みである。しかし、大学や大学院で国際関係論を勉強するための主たる教科書として本書を使うことは私は勧めない。立場の異なる多くの著者が分担執筆していて、全体として統一がとれていないことがその理由である。

例えば、「現実主義」や「自由主義」、「構成主義」といった理論的立場は、国際関係論の研究にとって基本であり、こうした立場を十分に理解するためには、これらの立場が相互にどう違うのか、またこうした理論がどのような歴史的背景で生まれてきたのか、という点についての理解が欠かせない。しかし本書では、それぞれの章を別々の著者が分担執筆しているため、各理論の内部の細かな分類に大きな注意が払われる一方、理論間の比較対照が十分でなく、また歴史的背景についての叙述は少ない。このため、本書を真面目に読み通しても、情報量は多いが、国際関係(論)についてのスッキリした展望を得ることは出来ない。この教科書を主に勉強した人は、国際関係論とは、雰囲気の違う店が沢山入った雑居ビルのようなものだ、と思うだろう。しかし、まず最初につかむべきは全体を見通す視点であって、特定分野の研究はその後に来るべき話である。

国際関係論をきちんと学ぼうという人には、まずはもっと統一的な視点から書かれた教科書(例えばRobert Jackson, Georg Sorensen, Introduction to International Relations) で勉強することを勧めたい。その上で読むなら、本書は(若干イギリスでの研究を偏重した感じはあるが)現代国際関係の多くの問題を網羅した百科全書として有益である。
英国の大学院レベルです。その人には必携。 ★★★★★
 今、大学院ファウンデーション・コースに相当するところで勉強していますが、readingとして、よくこの本から出されます。
 beemanettさんも書かれていますが、本書は、およそ政治に関することはほとんどすべて網羅されており、内容的にも偏りが無い。というより、英国の大学院レベルの基本的なコンセプトは、この本を読めば、大体記載されています。
 カラフルでもあり、コラムもあり、インデックスやグロッサリーも充実しています。各著者のバイオも書かれています。
 タイトルで、「Globalization」と書いていますが、英国の政治学のエッセンスがすべて記述されています。推薦図書も、当然、充実しています。
 政治学で英国留学するには必携です。
友人のお勧め ★★★★★
国際関係学の講師をしているデンマーク人の友人に、「国際関係の勉強を始めるならこの本がお勧め」と言われて買いました。
カラーで、情報満載です。
分厚さに一瞬ひるみますが、私はちょびちょび興味のあるところから読んでいます。
イギリス留学に便利な入門書 ★★★★☆
国際政治に関する理論と歴史がわかりやすく論じられています。

イギリスの大学院でもらうリーディングリストの中には、おそらく日本語読んでも難しいような本が結構含まれています。はじめからそのような本を読んでしまうと必要以上に苦労することになるのですが、国際政治について全般的に分かりやすくまとめられている本書の対応する章を読んでから勉強を始めれば、理解が深まると思います。

少し値段も高く、ボリュームもありますが、手元に置いといて損のない一冊だと思います。

国際関係理論のテキストブック ★★★★☆
イギリスの国際関係論研究者が分担執筆したテキストブック。やや分厚い(4センチくらい)が、国際政治史、主要理論(Realism, Liberalism, Marxism, Constructivismなど)をカバーしているほか、核拡散、人道的介入、ジェンダーなどの現代的諸課題も扱っている。

初心者を前提に書かれているので、説明は分かりやすい。学部や大学院で国際関係を専攻しているなら、シラバスの文献を読む前に基本的な流れを頭に入れるのに最適。一般の人で国際関係論という学問を英語で独学してみたいという人にも親切で使いやすいと思う。