日経ビジネスの「勉強すべき総量は、人々が未来に備えるために必要な総量だ。」という対談の中で推薦されていたのですぐに購入した。著者の入江昭氏はハーバードで教壇に立っていた方で、日本からの眼だけでなく、広い視野にたった日本外交について述べられている。前著の「日本の外交」と共に読むと体系的な勉強になる。また、今の日本の外交のあり方を考えさせられる名著である。ロングセラーと位置づけられているが、今の時代に絶好の本だと思う。明治以降の日本の外交の流れを学び、その中で今の外交問題に対して、日本人として良識を持って考えることが、今求められていることである。購読を勧めたい。